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ゴールドマンとシティ、債券トレーダーらのインフレ鈍化見通しに異論

  • 原油値下がりとともに市場のインフレ予想も低下
  • インフレ連動債に強気の理由はなくなっていない-ゴールドマン
Pedestrians walk along Wall Street near the New York Stock Exchange.
Pedestrians walk along Wall Street near the New York Stock Exchange. Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Pedestrians walk along Wall Street near the New York Stock Exchange.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

債券トレーダーらはインフレ加速の脅威がほぼなくなったとみているようだが、ゴールドマン・サックス・グループとシティグループは異を唱える。

  エネルギー価格の下落を受けて、インフレ連動債(TIPS)は米インフレ率が今後少なくとも30年間、年率2%を下回るとの予想を示している。消費者物価指数(CPI)上昇率が2%強で推移しているにもかかわらず、トレーダーらのインフレ予想を示すブレークイーブンレートは低下してきた。

  プラビーン・コラパティ氏らゴールドマンのアナリストは12日のリポートで、「ブレークイーブンレートには下押し圧力がかかり続けているが、インフレ連動債を保有する基本的な理由はなくなっていないと思われる」とし、インフレ連動債の「保有が魅力的でなくなるのは、成長が当社エコノミストの予想よりはるかに急激に減速し金融政策が既に景気抑制的になっている場合だけだ」と記述した。

  パーニル・ボンホルト・ヘネバーグ氏らシティのエコノミストは、先進国・地域での最近のインフレ予想低下は「市場のリスクオフ・センチメント」が理由だと今週のリポートで分析。「従って、予想外の上昇が織り込まれていない」と指摘した。

  同行の米国担当エコノミストらは原油値下がりについて、総合インフレ率には影響してもコアインフレ率にまで大きく波及することはないとみている。また、貿易摩擦が世界的なインフレ加速につながる可能性も指摘した。

Breakeven rates tumble to lowest since 2017

原題:Goldman, Citi Clash With Bond Traders’ Dimming Inflation View(抜粋)

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