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米金融当局、結束強化の可能性も-トランプ大統領の執拗な攻撃受け

  • 外部からの批判には結束固めて制度的独立性守ろうとする強い文化
  • 大統領は「FOMCがもう利上げせぬよう望む」とあらためて批判
President Trump Announces Nominee For Federal Reserve Chair Of The Board Of Governors
Photographer: Olivier Douliery/Bloomberg
President Trump Announces Nominee For Federal Reserve Chair Of The Board Of Governors
Photographer: Olivier Douliery/Bloomberg

米金融当局の利上げに対するトランプ大統領の執拗(しつよう)な攻撃は、必ずしも意見が一致しない場合もある当局者の間の団結を保つという、思いがけぬプラスの効果をパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長にもたらすかもしれない。

  米国のセントラルバンカーには、緊張に見舞われた際に結束を固めて議長を擁護し、中央銀行としての制度的独立性を守ろうとする強い文化がある。

  18、19両日の連邦公開市場委員会(FOMC)では、今年4回目の利上げ決定が広く見込まれている。一部当局者は金利据え置きを呼び掛けているが、大統領の圧力を受けて利上げ反対の意見が上がりにくくなる展開も想定される。

  セントルイス連銀総裁として2008年3月まで10年間の任期中に、たびたびFOMCで反対票を投じたウィリアム・プール氏は、「FOMCメンバーはパウエル議長を支えるだろう。連邦準備制度には独立性を守ろうとする強力な文化が存在する」と述べ、当局者は「トランプ大統領にくみしているとの印象を与えることを回避」しようと考えるだろうと語った。

Powell Power

Fed chairman has had no dissents thus far, a record past leaders have been unable to maintain

Federal Reserve; Bloomberg

Percent of dissents during tenure

  トランプ大統領は13日、FOXニュースとのインタビューで、「FOMCがもう利上げしないよう望む」とした上で、米国の金利は「ほぼ正常化され、米経済はまだ右肩上がりの状態にある」と話し、金融当局をあらためて批判した。

  元FRB副議長で、現在はプリンストン大学教授のアラン・ブラインダー氏は「批判がホワイトハウスや議会からのものである場合、反対票を投じようとしていた当局者は反対姿勢を強調しないよう行動するのではないか」との見方を示した。

Fed has gradually moved up rates under Yellen and Powell

原題:Trump Attacks May Rally Fed’s Would-Be Dissenters Around Powell(抜粋)

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