アップル、中国iPhone差し止めでクアルコムとの決着迫られる

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  • 裁判所の決定はスマホ業界と消費者に損害を与えかねない-アップル
  • 中国市場の重要性とクアルコムの重要な役割が浮き彫りに
Photographer: GREG BAKER/AFP
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アップルは、中国の裁判所が「iPhone(アイフォーン)」の一部モデルの販売差し止めを認めたことで、クアルコムとの間で長期間続いている特許訴訟の決着を余儀なくされるだろうと指摘し、そのような結果になれば、クアルコムを利する一方で同国のスマートフォン業界と世界中の消費者に損害を与えかねないとの見方を示した。

  福州市中級人民法院は今週、アップルがクアルコムの特許2件を侵害していると認定し、アイフォーンの6機種について販売の仮差し止めを決定した。アップルは裁判所に再審理を求める請求を提出し、この決定によって携帯電話機メーカーがクアルコムに支払う特許使用料や手数料が上昇する可能性があり、中国の利益が損なわれると主張した。

  アップルの反応は、中国市場の重要性のほか、同国の華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)や小米などに技術を提供するクアルコムの重要な役割を浮き彫りにしている。

  アップルがクアルコムとの訴訟決着を余儀なくされれば、「全ての携帯電話機メーカーは以前の不合理な料金体系に逆戻りして、高いライセンス料を支払うことになり、その結果、携帯電話のダウンストリーム市場に回収不能な損失をもたらすだろう」とアップルは10日提出した文書で指摘。文書は英語の翻訳を付けて中国語で提出された。アップルにコメントを求めたが返答はない。

原題:Apple Says China iPhone Ban Will Force a Qualcomm Settlement (1)(抜粋)

(提出文書の内容を追加して更新します.)
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