コンテンツにスキップする

日本の投資家、アイルランド債がお気に入り-英EU離脱不透明でも

  • アイルランドの堅調な成長と財政状況の改善が投資家引き付け
  • ヘッジコストの上昇で米国債などからの代替投資先を模索
Daily Life in Tokyo's CBD Ahead of the BOJ's Tankan Report
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg
Daily Life in Tokyo's CBD Ahead of the BOJ's Tankan Report
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

日本のファンドのトレーディング記録には1年5カ月にわたり継続して、アイルランドという記載がある。

  堅調な成長と財政状況の改善は日本の投資家をアイルランド債に引き付けた。隣国の英国が合意なく欧州連合(EU)を離脱する可能性を巡り不透明が増す中でも、ここ数カ月に日本からのアイルランド債の購入は増えた。

  財務省のデータによると、日本の投資家は10月にアイルランド債を1615億円相当買い越した。これは8年ぶり高水準となった9月の1831億円に近い。

  日本の投資家は今年、ヘッジコストの上昇に伴いリターンが縮小傾向にある中、米国債など伝統的な海外投資先の代替となる資産を模索。一方、政治的リスクから欧州大陸の債券には慎重だった。アイルランド10年債の利回りは12日に0.97%。同年限の日本国債は0.06%だ。

  三菱UFJ国際投信債券運用部の樋口達也エグゼクティブ・ファンドマネジャーは「他の同等の国と比べてアイルランドは魅力的だ。景気も良く、今後も格付けも上がって行く方向と見ている。そのような見通しを持って長くオーバーウエートを続けている」と述べた。

  また、三井住友トラスト・アセットマネジメントでリサーチ運用グループ長とチーフファンドマネジャーを務める栗木英明氏は、「アイルランド債をいまの水準から落とす気はあまりない」と話した。

Japanese investors have bought Irish bonds for 17 straight months

原題:Japan Funds See Sweet Spot in Irish Bonds Even as Brexit Nears(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE