Photographer: Akio Kon/Bloomberg

日銀が長期国債の買い入れを減額、需給逼迫を緩和との見方

更新日時
  • 5-10年を200億円減の4300億円に、10-25年と25年超は据え置き
  • オペが続くので多少需給を緩和させる狙いではないかー岡三証
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

日本銀行は14日、長期国債買い入れの1回あたりの購入額を減らした。世界的なリスク回避の買いで国内長期金利が4カ月半ぶりの水準まで低下しており、現物債市場の需給逼迫(ひっぱく)を緩和させる狙いとの見方が出ている。

  日銀は午前10時10分の金融調節で、残存期間5年超10年以下の買い入れ額を4300億円と、前回より200億円減らした。一方、10年超25年以下は2000億円、25年超は500億円と、ともに前回のオペから据え置いた。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、今回の減額について、「年末に向けてもオペが続くので多少は需給を緩和させる狙いがあったのではないか」と指摘。「世界的な景気の先行き懸念を踏まえると、金融緩和の手を緩めると受け止められかねないオペ減額は米連邦公開市場委員会(FOMC)を見極めた後の来年かとみていただけに、このタイミングでの減額には意外感があるが、需給がかなり引き締まっているので仕方がないのだろう」と述べた。

  現物債市場で長期金利の指標とされる新発10年物国債利回りは0.045%と、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低く推移している。オペ通知後に0.04%から低下幅をやや縮めた。10日には0.035%と、日銀が金融緩和策の修正を決めた7月末より前の水準まで低下していた。

(第3、4段落を追加して更新します.)
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