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12月13日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ユーロ軟調、ECB総裁がリスク指摘-円も安い

  13日のニューヨーク外国為替市場ではユーロが軟化。ユーロ圏経済へのリスクが下方向に向かっているとのドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁発言を受け、ユーロ売りが優勢になった。ただ、米国株が安値から戻し、原油が上昇したのを背景に、ユーロは午後にかけて下げ幅を縮めた。主要10通貨では円が軟調。

  ユーロは対ドルで一時0.3%安の1ユーロ=1.1331ドルを付けた。ドラギ総裁は懸念の高まりに言及したが、ECB政策委員会は債券購入プログラムを今月で打ち切ることを確認した。ドルは主要10通貨に対しまちまちで、ブルームバーグのドル指数は小幅高となった。

  ニューヨーク時間午後4時2分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%上昇。ユーロは対ドルで0.1%下げて1ユーロ=1.1361ドル。ドルは対円で0.3%高の1ドル=113円60銭。

  ドルは円に対し上昇。早い時間には1ドル=113円71銭で1週間ぶり高値を付けた。中国が米国産大豆を追加購入すると伝わり、米中間の緊張が緩和する兆しが注目を集めた。

  ポンドはドルに対し0.3%上昇。一時は下げる場面もあったが、英国の欧州連合(EU)離脱合意案が英議会で承認されやすくするよう、EU首脳が措置を検討する構えだとの報道を受け、下げを埋めた。

欧州時間の取引

  ECB政策委員会の結果とドラギ総裁の会見を待つ中、ユーロが上げを失って横ばい。ECBは19年インフレ予想を下方修正する構えだと、ブルームバーグが関係者の話を基に報じたのが材料視された。
原題:Euro Dented as ECB’s Draghi Flags Risks; Yen Lags: Inside G-10(抜粋)
Euro Steadies Before ECB Decision, Krone Advances: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:S&P500種はほぼ変わらず、原油は反発

  13日の米株式市場ではS&P500種株価指数がほぼ変わらず。貿易摩擦が引き続き相場を圧迫する中、小型株を中心に売りが優勢になった。

· 米国株はS&P500種がほぼ変わらず、ダウ平均は小幅高
· 米国債はほぼ変わらず、10年債利回り2.91%
· NY原油は大幅反発、サウジが米製油所への出荷を削減
· NY金先物は小幅反落、米中の貿易摩擦緩和で

  S&P500種構成銘柄の騰落比率は2対3。公益事業銘柄が上昇する一方、銀行株は下げた。ダウ工業株30種平均は小幅高。プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)とマクドナルドがけん引した。

  貿易問題に引き続き注目が集まっている。中国の輸出業者は米国産大豆の購入を再開。中国政府は広範な合意を目指し、米政府と緊密に連絡を取って詳細を交渉しているとあらためて表明した。

  しかし懸念材料は残る。中国が2人目のカナダ人を拘束。両国間の緊張が一段と高まった。米トランプ政権の高官は12日、関税合戦を終わらせるために中国はもっと努力する必要があるとの認識を示した。ロス米商務長官は13日、中国と「頻繁に対話」していると話した。

  S&P500種は前日比0.1%未満下げて2650.54。ダウ平均は70.11ドル(0.3%)高の24597.38ドル。一方、ナスダック総合指数は0.4%下落。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米国債市場では10年債利回りがほぼ変わらずの2.91%。

  ニューヨーク原油相場は大幅反発。サウジアラビアが米国の製油所への出荷を減らす用意をしていることが買いを誘った。米国での在庫増は価格下落に直結しやすい。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は1.43ドル(2.8%)高の1バレル=52.58ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は1.30ドル高の61.45ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小幅反落。米中の貿易摩擦が緩和しているとの見方から、金への逃避需要が減退した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.2%安の1オンス=1247.40ドルで終了。

  ブリン・モー・トラストの債券ディレクター、ジム・バーンズ氏は「債券について言えば、経済成長と米金融当局の来年の政策展望が投資家の焦点だ」と指摘。「株式に関しては、貿易を巡るニュースで引き続き動いている。こういう状態がしばらく続いているが、今後もそうなるだろう」と述べた。
原題:U.S. Stocks Drift on Trade Jitters; Dollar Climbs: Markets Wrap(抜粋)
Oil Jumps as Saudis Target American Refiners for Supply Cuts
PRECIOUS: Gold Edges Lower as U.S.-China Trade Tensions Easing

◎欧州債:イタリア債上昇、ドイツ債は利回り曲線スティープ化

  13日の欧州債はイタリア債が上昇。ECBが量的緩和で購入した債券の満期償還金の再投資について、「政策金利引き上げの開始後も長期にわたり続ける」と表明したことが手掛かり。ドイツ債の利回り曲線はスティープ化した。ECBによる「オペレーション・ツイスト」への言及はなく、ドラギ総裁はユーロ圏の経済成長に対するリスクは強まっているとの認識を示した。

  • ドイツ2年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げ、マイナス0.59%。ECBは債券購入を年内で終了させることを確認した。10年債利回りは1bp下げて0.27%。30年債利回りは3bp上昇して0.89%
  • イタリア10年債利回りは7bp下げて2.93%
    • 同国のコンテ首相は来年の財政赤字目標をGDPの2.04%とする案を欧州委員会に提出したと明らかにした
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:BTP Gains Ease on ECB, Bunds Steepen; End of Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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