IEA:OPECプラス減産合意、需給均衡への効果断定は時期尚早

  • 来年は大幅な供給過剰となる可能性が依然として存在ー月報
  • OPEC非加盟国による来年の生産の伸び、従来予想を22%引き下げ

国際エネルギー機関(IEA)は、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟産油国の「OPECプラス」が先週合意した減産が世界市場の需給均衡に成功するかどうか断定するには時期尚早との見方を示した。

  IEAの月報によれば、OPECプラスが約束通り減産しても、ある程度の供給過剰が2019年に発生する可能性は依然としてある。IEAは「原油市場の均衡を図る上で今回の生産合意がどのような効果を発揮するのか、見極めるには時間がかかる」と述べ、「原油在庫は積み上がっており、来年は大幅な供給過剰となる可能性がある」と指摘した。

  OPEC加盟国による産油量は11月に日量3300万バレルを若干上回った。これはIEAが予想する来年の必要供給量(同3160万バレル)を上回る水準だ。OPECプラスが日量120万バレルの減産合意を完全に履行したとしても、余剰分を解消するには不十分の可能性がある。イランとベネズエラについてIEAは、供給が引き続き減少する可能性があるとみている。

  IEAは2019年の非加盟国による原油生産見通しを日量150万バレル増と、前月の190万バレル増から22%下方修正した。世界の原油需要の見通しは据え置いた。

原題:IEA Says Too Early to Tell If OPEC+ Oil-Supply Cuts Will Succeed(抜粋)

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