スイス中銀:政策金利維持、インフレ予想下方修正ー下振れリスク警戒

スイス国立銀行(SNB)は13日、インフレ見通しを引き下げ、金融危機時に導入した政策の解除へ動く意思はないことを示した。SNBはスイス・フランの上昇とグローバルリスクの高まりを指摘した。

  イタリアの政局や貿易摩擦、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る投資家の不安がここ数カ月にわたりフランを押し上げている。SNBはこうしたリスク要因を挙げ、為替市場の状況は引き続き「脆弱(ぜいじゃく)だ」とこれまで繰り返してきた文言をあらためて述べ、必要に応じて為替市場に介入する姿勢を維持した。

  SNBは2019年のインフレ率予想を0.5%と、従来の0.8%から下方修正した。19年の経済成長率は1.5%と、今年の2.5%程度からの鈍化を見込む。中銀預金金利はマイナス0.75%で据え置いた。
  
  ヨルダン総裁はベルンでの記者会見で、「リスクは下振れ方向に傾いている。世界経済についても同様だ。特に世界的な厳しい減速がスイスにも急速に波及する恐れがある」と語った。

原題:SNB Sees Downside Risks as It Keeps Crisis Policy Settings (2)(抜粋)

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