米同僚が勧める取引はしない-ブラックロックのユーロ建て債責任者

  • ドルのヘッジコスト急上昇が理由-クラウツバーガー氏
  • ユーロ圏の投資家は域内資産に投資を振り向けている

世界最大の資金運用会社、米ブラックロックのユーロ建て債券責任者としてロンドンで働くマイケル・クラウツバーガー氏は、米国の同僚たちの推奨を無視している。ドルのヘッジコストが急上昇しているからだ。

  ユーロ建て投資家にとって、短期の為替ヘッジのコストは現在約4%。ユーロ建て債に対するドル建て債の上乗せ利回りを打ち消してあまりあるとクラウツバーガー氏は指摘する。つまり、ドル建て債はもはや有利な投資先ではないということだ。

  同氏はブリーフィングで、米国の同僚らが勧める取引に触れ、「『君たちにとっては有利だろうが、私にとって有利だろうか』とじっくり考えることが必要になった」とし、「非常に多くの場合、答えはノーだ」と語った。

  米金利上昇がドルヘッジのコストも押し上げる一方、ユーロ建て債の利回りも徐々に上がりつつあるため、ユーロ圏の投資家は域内資産に投資を振り向けている。クラウツバーガー氏は期間5-7年の投資適格級社債を選好しているという。

原題:BlackRock Euro-Bond Head Snubs U.S. Colleagues’ Tips on Hedging(抜粋)

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