ボルトン米大統領補佐官、対アフリカ戦略説明へ-ロシアと中国に対抗

  • ボルトン氏、ヘリテージ財団で13日講演-無差別の援助は取りやめへ
  • 中国とロシアによるアフリカ大陸での「略奪的行為」を批判へ

ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は13日の講演で、米国の援助をアフリカの主要国に振り向ける新たな対アフリカ戦略を発表し、ロシアと中国によるアフリカ大陸での「略奪的行為」を批判する。

  ブルームバーグが入手した講演原稿抜粋によると、ボルトン氏は米保守系シンクタンクのヘリテージ財団での講演で、「米国は今後、重点や優先順位を定めることなくアフリカ大陸全般に無差別に援助することはしない」と表明する。同氏が米国の支援を受ける国を特定するかどうかは不明。

ボルトン米大統領補佐官

Photographer: Joshua Roberts/Bloomberg

  同氏はまた、アフリカ大陸への影響力を巡り米国としのぎを削るロシアと中国を批判する。講演原稿では「中国とロシアによる略奪的行為は、アフリカの経済成長を妨げ、アフリカ諸国の経済的自立を脅かすほか、米国の投資機会を妨げる。米の軍事行動を干渉する上に米国の国家安全保障上の利益に大きな脅威を突き付ける」としている。

  戦略について知る政府高官2人によると、ボルトン氏はさらに、ジブチやザンビア、中央アフリカといった国の主権に対する中国とロシアの影響について懸念を示す見通し。過激派組織「イスラム国(IS)」によるリビアでの勢力拡大への懸念にも言及するという。ボルトン氏は南スーダンを名指しする見込み。

  また、統治について前向きな措置を講じたケニアなどの国への支援・投資を強化する一方で、統治や汚職対策の基準を満たさない国に対する援助を削減ないし廃止する方針も打ち出す。

  トランプ大統領の4年の任期の半ばで公表するアフリカ戦略は、国家安全保障と国防戦略の公表に続く動き。メラニア大統領夫人は10月にガーナ、ケニア、マラウイ、エジプトを歴訪していた。

原題:Bolton to Outline U.S. Africa Strategy to Counter Russia, China(抜粋)

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