ECBは債券購入終了へ、視界不良の中ー償還金再投資について情報も

  • 利上げ開始時期についての新たな手掛かりを示すとは考えにくい
  • 利上げ予想がさらに後へずれるのを防ぐため自信ある論調維持の公算

A sightseeing boat travels on the River Main past the European Central Bank (ECB) skyscraper headquarters.

Photographer: Alex Kraus/Bloomberg
Photographer: Alex Kraus/Bloomberg

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は13日に、債券購入の時代を終わらせようとしている。しかし景気見通しは控えめに言っても視界不良だ。

  ECBはユーロ圏経済のファンダメンタルズは依然、インフレ上昇を支えるのに十分なほど底堅いと論じ、6カ月前に打ち出した債券購入終了方針を堅持する見込み。

  しかし同時に公表される最新の経済予測は、貿易を巡る緊張の高まりや英国の欧州連合(EU)離脱、イタリアの予算問題を背景に景気の勢い鈍化を示すとみられる。

  こうした中でドラギ総裁が利上げ開始時期についての新たな手掛かりを示すとは考えにくい。ただ、保有債券の満期償還金の再投資について、新たな情報が聞けるかもしれない。

  ブルームバーグ・エコノミクスのジェイミー・マレ―、デービッド・パウエル、メーバ・カズンの3氏は、ECBは13日に成長見通しを下方修正するが、自信のある論調は崩さないだろうとして、「利上げ時期の予想がさらに後へとずれ込むことを防ごうとするだろう」と指摘した。

Ongoing Reinvestment

ECB will remain active in bond markets even after net purchases end

Source: ECB

Note: Actual data through November 2018, estimates thereafter

Long-Term Loans

ECB's latest TLTROs will start to expire in June 2020

Source: ECB

Note: Chart shows ECB loans to banks with maturity of three months and above, the bulk of which are TLTRO funds

Rate Path

Economists see ECB raising borrowing costs gradually through 2020

Source: Bloomberg survey conducted Nov. 30 to Dec. 5

原題:ECB Reaches End of Road for Bond-Buying Era: Decision Day Guide(抜粋)

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