Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg

ICOで6億ドル調達と主張の業者、270万ドル支払いでSECと和解

  • アライズバンクと創業者らが制裁金支払いに同意
  • 新規仮想通貨公開で調達したとされる資金の大半は存在せず
Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg

仮想通貨の投資熱の絶頂期に6億ドル(約680億円)を調達したと主張したアライズバンクは、1月に詐欺の疑いで米証券取引委員会(SEC)に訴えられた際には大々的に取り上げられた。

  それから約1年後、その資金の大半が存在しなかったという事実を受けこの件は尻すぼみとなる形で幕を閉じた。SECは12日、ダラスを本拠とするアライズバンクと創業者らはSECとの和解で約270万ドルを支払うことに同意したと発表した。

  1月に裁判所はSECの請求を認めアライズバンクの資産凍結命令を出した。当時SECは、アライズバンクが当局に登録せずに新規仮想通貨公開(ICO)を実施し不正に資金を調達したと指摘していた。SECによると、アライズバンクは世界で最初の「非集中型の」銀行を運営し、700種類余りの仮想通貨の取り扱いが可能だと説明。ボクシングの元世界ヘビー級チャンピン、イベンダー・ホリフィールド氏を含む著名人の支持も得ていた。

  SECの12日の発表によると、ジャレッド・ライス最高経営責任者(CEO)とスタンリー・フォード共同創業者はそれぞれ約18万5000ドルの制裁金を支払うことに同意した。2人はSECの指摘を肯定も否定もせずに和解。公開企業の幹部・取締役への就任の生涯禁止なども受け入れた。

原題:SEC’s $600 Million Crypto Case Ends With $2.7 Million Penalty(抜粋)

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