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最後に笑うのはマスク氏か、ウォール街は再びテスラ株に強気姿勢

  • テスラ株はマスク氏の「非公開化」ツイート後の高値近辺に回復
  • 予想外の黒字となった7-9月決算をきっかけに地合いが好転

イーロン・マスク氏率いる米テスラをウォール街がバッシングしていたのはわずか数カ月前のことだ。あるアナリストは、マスク氏のツイートなどでのとっぴな言動を理由に、テスラ株は「もはや投資に適さない」と指摘。空売り投資家1人は「テスラの支払いが厳しくなりつつあることが一段と明確になってきた」として、株価急落に賭けた。

  ところが、同社の7-9月(第3四半期)決算は市場の予想に反して黒字となった。セダン「モデル3」の増産達成が寄与したためで、そこから市場の地合いが好転し始めた。

Tesla Motors Inc. Chief Executive Officer Elon Musk Speaks At StartmeupHK Venture Forum

イーロン・マスク氏

写真家:Justin Chin / Bloomberg

  テスラ株は、マスク氏の悪名高い「非公開化」ツイート後の高値近辺に回復。1年にわたって大幅な上げ下げを繰り返した後、現在は年初来で18%近く上昇している。S&P500種株価指数が同じ期間に1.4%下げていることからすると悪くない数字だ。

  マスク氏が不用意な発言をしがちなことや事業運営面での多くの課題を考慮すれば、こうした全ての状況はいつ変わってもおかしくない。ただ、少なくとも今のところ、テスラの10-12月(第4四半期)決算は黒字を維持し、フリーキャッシュフローがプラスとなるとの見方から、市場は再び強気の姿勢だ。これが現実となれば、同社は安定したペースで車を生産しながら利益を生み出す方法をついに見つけたということになる。

  オッペンハイマーのアナリスト、コリン・ラッシュ氏は12日のリポートで現在のテスラについて、生産効率の向上と同社製乗用車の力強い価格、電気自動車市場での競争が「鈍いペースで期待外れ」なことに支えられ、ファンダメンタルズが改善しつつあると分析。「テスラは安定したキャッシュフローを生み出すと考えており、新規の投資家たちがポジションを構築し始め、株価を押し上げるだろう」と予想した。

Tesla's `huge year' masked by CEO missteps, concern about potential rivals

原題:Elon Musk Getting Last Laugh on Wall Street After Wild 2018 (1)(抜粋)

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