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BofAやゴールドマンなど米銀大手株、まだ下げる恐れ-アナリスト

米銀大手株の指標指数は年初来で15%近く下げたが、それでもまだ下げ余地があるというのが一部アナリストの見方だ。

  KBWのアナリスト、ブライアン・クラインハンズル氏は大手銀行セクターの投資判断を「オーバーウエート」から「マーケットウエート」に変更し、来年について慎重な見通しを示した。予想を下回る融資の伸びやマクロ経済リスクが響いて同セクターのパフォーマンスは他に見劣りしてきたとした上で、今後は「単にバリュエーションが割安なこと」以外は「好材料」が不足していると、クラインハンズル氏はリポートで指摘した。コンセンサス予想の下方修正や根強い信用懸念を伴って、株価は下落を続ける可能性があるという。

  年初来の騰落率は、S&P500種株価指数が横ばいの一方、KBW銀行株指数は約14%下げている。

Bank stocks are on pace for the worst quarter since 2011

  世界と米国の経済見通しが暗くなっているとして、KBWはバンク・オブ・アメリカ(BofA)とモルガン・スタンレーの投資判断を「マーケットパフォーム」に引き下げた。クラインハンズル氏は「融資の伸び悩みと預金ベータの上昇は、純金利マージンの拡大が広く制限されることを意味する」と指摘した。

  アトランティック・エクイティーズのジョン・ヘガティー氏は、ゴールドマン・サックス・グループの投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価を210ドル(ウォール街最低は205ドル)と、従来の295ドルから引き下げた。デービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)の戦略や、1マレーシア・デベロップメント(1MDB)の汚職スキャンダルとの関与が懸念材料だとしている。

  一方、銀行株を取り巻く環境はそこまで悪くないとの声もある。RBCのアナリスト、ジェラルド・キャシディー氏は電子メールで、現在は銀行株が底値を付けてから上昇した「2016年2月や11年10月に似た雰囲気がある」と指摘。米銀の「記録的な利益の計上が近い将来ある」とリポートに記した。

原題:BofA, Goldman Pain May Be Set to Worsen, Wall Street Warns (1)(抜粋)

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