英国がメイ保守党党首の信任投票を発表-ブレイディ委員長長

更新日時
  • 保守党の不信任投票は現地時間午後6-8時を予定、即時開票
  • 英国のEU離脱期限まで、残された時間は16週間

メイ英首相

Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg
Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg

メイ英首相は12日、与党・保守党内から突きつけられた党首不信任投票に立ち向かうと表明した。党内の反対勢力に対して、自分を党首から追い出す事態となれば英国の欧州連合(EU)離脱が危険にさらされると警告した。

  保守党議員による不信任投票は12日夕方以降に実施される。メイ氏が敗北すれば同党は党首選の手続きを開始する。

  メイ首相は官邸前での記者会見で「自分の持てる全てで、この不信任投票を受けて立つ」 と声明を読み上げた。市場のトレーダーは首相の勝利を予想しており、ポンドは対ドルで一時0.5%上昇した。

首相官邸前で声明を読み上げるメイ首相

Source: Bloomberg)

  不信任投票はEU離脱を遅らせることになるだけでなく、全てが白紙に戻るリスクさえあるとメイ首相は言明し、「国益」を考え、2016年に国民が選んだEU離脱を成し遂げるよう議員に要求した。メイ氏は「離脱は今や、手の届くところにある」と述べた。

  閣僚らは相次ぎメイ首相の支持を表明し、党首追い落としを狙う勢力を批判した。これまでに少なくとも閣僚15人がメイ氏の支持を打ち出している。ただし不信任投票は非公開で行われる。

  来年3月29日に迫ったEU離脱期限まで離脱協定の議会通過に残された時間が少ない中で、今回の不信任投票で余計な時間を取られる恐れもある。メイ氏が敗北すれば、これまで同氏が1年半かけてまとめたEUとの離脱協定は恐らく破棄され、新たな保守党党首はEUに交渉期間の延長を求めることになりそうだ。だが、これにはEU27カ国全ての承認が必要で、英議会で数的に厳しい状況も変わらない。

  保守党内でEUに懐疑的な離脱強硬派「欧州調査グループ(ERG)」の議長を務めるジェイコブ・リースモッグ議員と副議長のスティーブ・ベイカー議員は声明を発表し、「メイ氏の離脱案が実行されるなら政府は倒れる」と述べ、「国益に基づき、メイ氏を退陣させる必要がある」と主張した。

原題:Theresa May Faces Confidence Vote Today on Her Leadership(抜粋)

(全体的に書き換えます.)
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