米国株上昇、米中協議を楽観-原油は下げに転じる

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Photographer: Bloomberg/Bloomberg
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12日の米株式相場は上昇。米中通商協議の先行きが明るくなり、買いが入った。

· 米国株は上昇、米中協議の先行きを楽観
· 米国債は下落、10年債利回り2.91%
· NY原油は反落、イランがOPEC不和指摘-在庫は予想より小幅の減少
· NY金先物は小反発、1250.00ドルで終了

  S&P500種株価指数は午後に入って伸び悩んだ。日中の取引で上げ幅を縮小するのは4営業日連続で、押し目では買いが入っていた数カ月前とは対照的なトレンドになっている。合意した減産の実施を前に石油輸出国機構(OPEC)加盟国間で深刻な不和が存在するとの報道で、原油相場が下げに転じたことも影響した。

  S&P500種は前日比0.5%上げて2651.07。ダウ工業株30種平均は157.03ドル(0.6%)高の24527.27ドル。ナスダック総合指数は1%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米国債市場では10年債利回りが3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.91%。

  ニューヨーク原油相場は反落。取引終了30分前から上げを失い、下げに転じた。イランが石油輸出国機構(OPEC)加盟国間の不和を指摘したため、前週合意した減産の実現が危ぶまれるようになった。米国の在庫が予想よりも小幅な減少にとどまったことも売りの背景にある。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は50セント(1%)安の1バレル=51.15ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は5セント安の60.15ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.2%高の1オンス=1250.00ドルで終了。

  ロバート・W・ベアードのマネジングディレクター、マイケル・アントネリ氏は「株式相場は調整局面にあり、どのような上昇も持続するかどうか疑われる」と述べた。

  買いが先行したのは貿易摩擦が緩和されるとの見方が強まったことが背景。逮捕されていた華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)幹部が保釈され、トランプ米大統領は対中貿易交渉での合意に役立つならば、華為幹部の問題に介入する考えを示した。一方、中国は自国市場へのアクセスを緩和する方針を示唆した。同国はさらに、関税賦課以降で初めて米国産大豆を大規模購入する。

  11月の米消費者物価指数(CPI)は、変動の大きい食品・エネルギーを除くコア指数が前年同月比で加速した。これを嫌気して米国債相場は下落した。

原題:U.S. Stocks Advance on Trade Outlook; Pound Climbs: Markets Wrap(抜粋)
Late Reversal Sends Oil Lower as Bulls Can’t Kill Fears of Glut
PRECIOUS: Palladium Tops Gold as China May Revisit Auto Tariffs

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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