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Photographer: Michael Nagle

FAANG銘柄の絶頂期は終焉か-来年も逆風続く恐れ

  • 1-6月は大幅値上がりも7-12月は一転して大きく下落
  • 先行き不透明感や金融引き締めなど、この数年で最もリスク高い環境
Boxes move along a conveyor belt at the Amazon.com Inc. fulfillment center on Cyber Monday in Robbinsville, New Jersey, U.S., on Monday, Nov. 30, 2015. Online sales on Cyber Monday may rise at least 18 percent from a year earlier, slower growth than during the holiday weekend, as consumers start their Internet shopping earlier, according to forecasts by International Business Machines Corp.
Photographer: Michael Nagle

フェイスブックとアップル、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、グーグル親会社アルファベットを表すいわゆる「FAANG」銘柄は、増収や他社をしのぐ成長を実現する環境、時価総額が極めて大きいテクノロジー・インターネット企業では悪いことは何も起きないとの投資家心理をてこに米株式相場を押し上げてきた。だが、今年はそうしたシナリオに狂いが生じる兆しが見え、来年にはこれが崩れる恐れもある。

  FAANG銘柄にとって今年は値動きが大きい1年だった。上期(1-6月)は大幅に値上がりしたが、下期(7-12月)は一転して大きく下落した。ネットフリックスとアマゾンの年初来上昇率はそれでも約40%に達しているが、全5銘柄は記録的水準から大きく下げており、アルファベットの17%安からネットフリックスの37%安まで幅がある。

  フェイスブックは5銘柄の中で最も下げがきつかった。年初来で19%下落し、今年7月の上場来高値からは3分の1余り値下がりした。アップル株は時価総額が1兆ドル(約113兆5000億円)を超えた歴史的水準から30%近く下げ、時価総額世界一の座を譲ることになった。

Following a volatile year, investors are skeptical of their 2019 prospects

  FAANG銘柄は成長減速や貿易政策を中心としたマクロ経済の先行き不透明感の広がり、金融引き締めなどこの数年で最もリスクの高い環境に直面しており、5銘柄を取り巻く厳しい状況は恐らく終わらないと投資家らは話す。

  ナティクシス・アドバイザーズのチーフマーケットストラテジストとして資産約1兆ドルの運用に携わるデービッド・ラファティー氏は、「こうした高成長株のアウトパフォーマンスを可能としてきた状況が反転したとはいかないまでも変わってきた」と話す。

  「米金融当局による引き締めは打撃となり始める水準に達しつつある。国内総生産(GDP)は2019年に減速するとみられ、自然と利益の伸びも下がるだろう。バリュエーションや投資家心理にとってこれがどのような意味を持つかははっきりしないが、アップサイド余地はあまり大きくないと私はみている」とラファティー氏は語った。

原題:FAANG Glory Days May Be Over as Headwinds Persist Into Next Year(抜粋)

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