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メイ英首相に最大の危機-不信任投票に必要な支持集まると相次ぎ報道

  • 保守党議員が不信任投票に動くことが可能になったと英メディア
  • 十分な書簡が集まったかどうかはブレイディ委員長だけが把握
メイ英首相

メイ英首相

Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg
メイ英首相
Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

英国の欧州連合(EU)離脱を巡る混乱が続く中で、メイ英首相に最大の危機が訪れた。不信任投票を行うために必要な与党保守党議員48人の書簡が集まり、すぐにも投票が決まる瀬戸際にあると英メディアが相次いで伝えた。

  11日夜の段階で、不信任投票実施に十分な書簡が集まったかどうか確実に把握できる人物は、下院議員で構成する保守党議員委員会(1922年委員会)のブレイディ委員長だけだ。書簡を受け取り、メイ首相に職が脅かされていると伝える役割を同委員長は担っており、「彼女が私に会いたければ、もちろん時間を空ける」と述べていたが、事情に詳しい関係者の1人によれば、これまでのところ会談は予定されておらず、それを求める動きもないという。

  首相官邸は、保守党議員の書簡が必要な数に達したとは伝えられていないとだけ説明。確かな情報がない中で、ブレイディ委員長が12日午後に首相と会うとBBCとITVが伝え、政治家の間で報道を巡りうわさが飛び交った。

  保守党が不信任投票の今週実施を決めれば、EUが13、14日に開く首脳会議にメイ首相が出席中というタイミングで行われることになり、来週まで先送りされた場合は、クリスマス後も自分が在職しているか見通せない状況で、メイ氏は首脳らとの交渉に臨むことを強いられる。

  メイ氏の不信任投票開始に必要な48人分の書簡が集まったとしても、保守党の下院議員315人の中からより多くの不信任の支持を確保できるかどうかは不透明だ。メイ首相が乗り切れば、不信任投票はその後1年間は行われず、首相が選ぶ方向でEU離脱を成し遂げる余地がわずかながら広がることになる。

原題:U.K.’s May Faces Biggest Crisis as Confidence Vote Reports Swirl(抜粋)

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