Photographer: Chris Ratcliffe

ノムラが挙げる2019年の「グレースワン」リスク9項目

  • HSBCに続いてノムラも来年の潜在的サプライズを公表
  • 両行ともポジティブとネガティブの両方のシナリオ含める
Photographer: Chris Ratcliffe

HSBCが2019年のリスク上位10項目を公表したのに続き、ノムラも毎年恒例の「グレースワン」リストを発表した。混乱の1年の後だけに、市場に衝撃をもたらし得る事象を深く掘り下げて考えざるを得なかったようだ。ノムラが挙げたリスク9項目は以下の通り。

1:ポピュリズムの終息
2:原油価格が1バレル=20ドルに下落
3:市場の激震
4:イタリア・ルネサンス
5:新興国のデフレ
6:人民元の回復
7:世界経済成長の浮揚
8:縮小するユーロ圏
9:インフレのソニックブーム

  ビラル・ハフィーズ氏らノムラのストラテジストらはリポートで、「株安や欧州での伝染しやすいソブリン危機、中国でのデフォルト(債務不履行)は、市場激震の明白な兆候だろう」と記した。

  HSBCとノムラはいずれも、ポジティブなリスクとネガティブなリスクの両方を選んだ。これは恐らく、厳しい1年の終わりに楽観論を付け足す試みだろう。ただ、欧州についてはネガティブなシナリオが多い。フランスが「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト)」運動に見舞われ、英国の欧州連合(EU)離脱がドラマから危機に向かう中、デフレのわなやユーロ圏の本格的な危機などの懸念の方が説得力があるように聞こえるかもしれない。

原題:Here Are Nomura’s 9 ‘Gray Swans’ That Could Hit Markets in 2019(抜粋)

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