Photographer: Tomohiro Ohsumi/Getty Images

日本株は大幅反発、米中交渉を楽観視-電機など輸出中心に全業種高い

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  • 華為技術CFOは保釈へ、ドル・円は1ドル=113円台半ばと円安
  • 業績比での売られ過ぎ感やSQ絡みの需給要因も後押しー楽天証
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Getty Images

12日の東京株式相場は3日ぶりに反発し、TOPIXは1600ポイントを回復。中国・華為技術の最高財務責任者(CFO)保釈や中国が米国製自動車の関税を引き下げる方針が伝わり、米中交渉に対して楽観的な見方が広がった。電機や機械など外需関連中心に全業種が上昇。

  • TOPIXの終値は前日比31.30ポイント(2%)高の1606.61
  • 日経平均株価は同454円73銭(2.2%)高の2万1602円75銭

  カナダの裁判所は11日、中国の通信機器メーカー、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の孟晩舟CFOの保釈を認めた。関係者によると、中国では米国製自動車の関税率を引き下げる案が国務院に提出されており、数日以内に検討される。トランプ米大統領は貿易を巡り中国の習近平国家主席と再会談する用意があるなどとロイター通信とのインタビューで発言した。為替市場ではドル・円相場が一時1ドル=113円50銭台と、前日の日本株終値時点の113円09銭から円安に振れた。

  三井住友信託銀行の瀬良礼子マーケット・ストラテジストは、市場では「米中の貿易摩擦とファーウェイ問題のような覇権争いとを分けて考えることが主流になっていない」とした上で、「なかなかリスクオフの円高にならない為替も手伝い、いったん米中摩擦緩和への期待が出ている」と述べた。

  米国で政府機関の閉鎖懸念が高まる中でも、11日のシカゴ先物市場(CME)の日経平均先物が大阪終値比215円高だった上、ファーウェイCFO保釈のニュースが加わって日本株相場はほぼ全面高で取引を開始した。その後は中国株や米S&P500種Eミニ先物の上昇で一段高。楽天証券経済研究所の土信田雅之シニアマーケットアナリストは「前日にTOPIXが年初来安値を付け、企業業績面から下げ過ぎ感が強かった」と指摘。14日の株価指数先物・オプション12月限の特別清算値(SQ)算出が近づいて「買い戻しが入り、上げ幅が大きくなった」とみていた。

  • 東証33業種では精密機器、電気・ガス、証券・商品先物取引、電機、機械、医薬品、海運、サービスが上昇率上位
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