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12月11日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ユーロ下落、仏・伊の財政問題で-ドル指数小高い

  11日のニューヨーク外国為替市場ではドル指数が小幅高。中国が米国製自動車に課す関税の引き下げに動く可能性に関する報道などが支えた。ポンドは下落。英保守党がメイ英首相に対し党首不信任投票を実施する可能性を巡り、相反する報道が飛び交った。

  ブルームバーグのドル指数は一時の下げを埋め、上昇に転じた。ドルは主要10通貨の大半、特に欧州の通貨に対して値上がりした。

  S&P500種株価指数は朝方上昇していたものの、トランプ米大統領の発言を受けて下げに転じた。大統領は記者団を前に、国境の壁建設予算が認められないなら政府機関を閉鎖すると警告した。

  ニューヨーク時間午後4時29分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%上昇。ポンドはドルに対し0.6%安の1ポンド=1.2483ドル。ドルは対円で0.1%高の1ドル=113円42銭。ユーロは対ドルで0.3%下げて1ユーロ=1.1319ドル。

  ユーロは対ドルで一時、1ユーロ=1.1306ドルまで下げた。アルゴリズムやクロス取引に絡む売りが背景。イタリアやフランスの財政問題が注目を集めた。イタリアでは政府予算に大幅変更は加えないとトリア財務相が発言。フランス関連では、マクロン大統領が抗議デモへの対応で発表した新たな歳出策が2019年財政赤字を押し上げる見通しとなった。

  ポンドは遅い時間に下げ幅を拡大。英保守党の1922年委員会に48通の書簡が集まり、メイ党首の不信任投票が実施できるようになったとの報道に反応した。

欧州時間の取引

  ドルが主要10通貨の大半に対して下落。貿易懸念で円とスイス・フランが値上がりした。ポンドは上昇。ショートで利益を確定する動きや、英雇用統計が支えた。
原題:France, Italy Budget Issues Sink Euro; USD Steady: Inside G-10(抜粋)
Pound Rebounds as Havens Gain on Trade Outlook: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:S&P500種はほぼ変わらず、原油は反発

  11日の米株式市場ではS&P500種株価指数がほぼ変わらず。米中通商協議や米予算協議の行方を巡って思惑が交錯し、荒い値動きとなった。

  S&P500種は高く始まった後、下げに転じた。トランプ米大統領はメキシコ国境に壁を建設する予算が認められない場合、政府機関を閉鎖すると宣言した。その後、有力上院議員らが政府機関閉鎖の回避に期待感を示したため、S&P500種はこの日の安値を離れた。自動車株は上昇。中国が米国製自動車に課している関税の引き下げに動くとの報道が材料視された。

· 米国株はS&P500種株価指数がほぼ変わらず、ナスダックは小高い
· 米国債は小幅安、10年債利回り2.88%
· NY原油は反発、減産で相場安定との楽観が再浮上
· NY金先物は小幅続落、ドル相場にらみながらもみ合い

  S&P500種が前日比0.1%未満下げて2636.78。ダウ工業株30種平均は53.02ドル(0.2%)安の24370.24ドル。一方、ナスダック総合指数は0.2%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米国債市場では10年債利回りが2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.88%。

  ニューヨーク原油相場は反発。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国からなる「OPECプラス」が合意した減産で、需給バランスが回復するとの楽観が再び強まり、買いが入った。リビア最大の油田で引き続き生産が停止していることも強材料。ただ、トランプ大統領が国境に壁を建設する予算が認められない場合、政府機関を閉鎖すると宣言し、株式市場で売りが出ると、原油は伸び悩んだ。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は65セント(1.3%)高の1バレル=51.65ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は23セント高の60.20ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小幅続落。ドル相場をにらみながらもみ合った後、下げて終えた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.2%安の1オンス=1247.20ドルで終了。

  FBBキャピタル・パートナーズの調査ディレクター、マイク・ベイリー氏は「ニュースのヘッドラインで盛り上がった後、冷たい現実を味わった」と指摘。「市場は非常に懐疑的になっている」と話した。

  中国が米自動車への関税を引き下げるとの報道の前には中国の劉鶴副首相がムニューシン米財務長官と通商協議のロードマップについて協議したと伝わっていた。華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)最高財務責任者(CFO)逮捕を巡っても報道が続いている。トランプ政権は今週、中国が米国の技術を盗もうとしていることを非難するため一連の行動を用意していると、ワシントン・ポストが報じた。
原題:U.S. Stocks End a Volatile Day Where They Started: Markets Wrap(抜粋)
Oil Rises on Optimism OPEC+ Supply Curbs Will Stabilize Market
PRECIOUS: Bullish Signs Build for Gold as Price Nears 200-Day MA

◎欧州債:フランス債下落、抗議への対応措置で赤字増大を懸念

  11日の欧州債市場ではフランス債が下落。同国の財政赤字が増大するとの懸念が背景にある。イタリア債は変わらず、ドイツ債は上昇した。

  • フランスのダルマナン公会計相は「黄色いベスト運動」と呼ばれる政権への抗議に対応するための一連の措置を導入すると、2019年の赤字はGDP比で3.4%に上昇すると述べた
  • 英国債は変わらず。ドイツ債のパフォーマンスは下回った。関係者によると、メルケル首相が英国と合意しているEU離脱協定を修正する意向は一切ない
  • ドイツ10年債利回りは2bp低下して0.23%。フランス10年債利回りは1bp上げて0.71%、イタリア10年債利回りは1bp上げて3.12%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:French Bonds Fall as Bunds Advance; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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