【米国株】S&P500種はほぼ変わらず、原油は反発

更新日時
Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Monday, Dec. 10, 2018. Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

11日の米株式市場ではS&P500種株価指数がほぼ変わらず。米中通商協議や米予算協議の行方を巡って思惑が交錯し、荒い値動きとなった。

  S&P500種は高く始まった後、下げに転じた。トランプ米大統領はメキシコ国境に壁を建設する予算が認められない場合、政府機関を閉鎖すると宣言した。その後、有力上院議員らが政府機関閉鎖の回避に期待感を示したため、S&P500種はこの日の安値を離れた。自動車株は上昇。中国が米国製自動車に課している関税の引き下げに動くとの報道が材料視された。

· 米国株はS&P500種株価指数がほぼ変わらず、ナスダックは小高い 
· 米国債は小幅安、10年債利回り2.88%
· NY原油は反発、減産で相場安定との楽観が再浮上
· NY金先物は小幅続落、ドル相場にらみながらもみ合い

  S&P500種が前日比0.1%未満下げて2636.78。ダウ工業株30種平均は53.02ドル(0.2%)安の24370.24ドル。一方、ナスダック総合指数は0.2%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米国債市場では10年債利回りが2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.88%。

  ニューヨーク原油相場は反発。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国からなる「OPECプラス」が合意した減産で、需給バランスが回復するとの楽観が再び強まり、買いが入った。リビア最大の油田で引き続き生産が停止していることも強材料。ただ、トランプ大統領が国境に壁を建設する予算が認められない場合、政府機関を閉鎖すると宣言し、株式市場で売りが出ると、原油は伸び悩んだ。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は65セント(1.3%)高の1バレル=51.65ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は23セント高の60.20ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小幅続落。ドル相場をにらみながらもみ合った後、下げて終えた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.2%安の1オンス=1247.20ドルで終了。

  FBBキャピタル・パートナーズの調査ディレクター、マイク・ベイリー氏は「ニュースのヘッドラインで盛り上がった後、冷たい現実を味わった」と指摘。「市場は非常に懐疑的になっている」と話した。

  中国が米自動車への関税を引き下げるとの報道の前には中国の劉鶴副首相がムニューシン米財務長官と通商協議のロードマップについて協議したと伝わっていた。華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)最高財務責任者(CFO)逮捕を巡っても報道が続いている。トランプ政権は今週、中国が米国の技術を盗もうとしていることを非難するため一連の行動を用意していると、ワシントン・ポストが報じた。

原題:U.S. Stocks End a Volatile Day Where They Started: Markets Wrap(抜粋)
Oil Rises on Optimism OPEC+ Supply Curbs Will Stabilize Market
PRECIOUS: Bullish Signs Build for Gold as Price Nears 200-Day MA

(第6段落以降を追加し、更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE