インド中銀新総裁に元財務次官ダース氏-独立性巡る懸念拭えずとの声

インド政府は11日、インド準備銀行(中央銀行)総裁に元財務次官のシャクティカーンタ・ダース氏を任命した。政府との意見相違が拡大していた前任のパテル総裁は前日、突然辞任した。

  政府発表によると、ダース氏(63)は第25代総裁に就任し、任期は3年間。同氏は、モディ首相が2016年に実施した高額紙幣廃止で中心的な役割を果たした。財務省在籍時は度々、利下げを求めていた。現在は政府の財政委員会メンバー。

シャクティカーンタ・ダース氏

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  モディ政権は中銀に対するコントロールを強めたいと考えており、こうした姿勢が政府と中銀とのあつれきを生み、パテル氏の辞任につながった。

  マクロヘッジファンドを運用するハイダル・キャピタル・マネジメントのサイド・ハイダル最高投資責任者(CIO)は、「インド政府は恐らく来年の総選挙をにらんで、より緩和的な政策を望んでいる」と指摘。ダース新総裁について「モディ政権に近い官僚がインド準備銀の独立性を巡る懸念を和らげるとは思えない」と述べた。

原題:Top India Official Who Oversaw Cash Ban Is New RBI Chief (3)(抜粋)

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