米優良企業「共倒れ」の時代にも、2019年の社債市場に試練-シティ

  • 企業は2010年以降、年率10%のペースで総債務を増やす
  • 2大格付け会社の格付けの差は低い方に収れんする傾向

米銀シティグループは、米投資適格級社債市場が来年、金融危機以降で最大の試練にさらされるとみている。レバレッジを高めた反動で、「共倒れ」的な闘いが繰り広げられると予想した。

  金融機関以外の高格付け企業は2010年以降、総債務が年率10%のペースで増えてきた。これは利益の伸び(5%)の2倍。外国人投資家が資金を引き揚げようとしている今、この債務は「不吉」だとシティはリポートに記述した。

  「2019年の米社債市場では脆弱(ぜいじゃく)性の議論が出てくるだろう」と、米投資適格クレジット戦略責任者のダニエル・ソリッド氏は記した。

  早期の警告サインはムーディーズ・インベスターズ・サービスとS&Pグローバル・レーティングが同じ社債に異なる格付けを付与していることだという。シティの推計によると、発行済み社債の約15%に2段階以上の差がある。しかし格付けの差はここ1年の間に、低い方に収れんする形で解消されつつあるという。

  ソリッド氏によると、この傾向は過去において高格付け債のプレミアム急拡大の前兆だった。

原題:Citi Warns U.S. Credit Locked in a Losing ‘Internecine’ Battle(抜粋)

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