コンテンツにスキップする

伊首相:フランスのような混乱回避に予算の裁量必要とEUに主張へ

  • コンテ首相は今週ユンケル欧州委員長と協議
  • 要求厳し過ぎれば仏デモのような事態起こり得ると指摘する計画

イタリアのポピュリスト政権は欧州連合(EU)に対し、2019年度予算案への要求が厳し過ぎれば社会の安定が脅かされ得ると警告し、フランスの「黄色いベスト」デモのような事態も起こり得ると指摘する計画だ。

Italy's PM Giuseppe Conte Rules Out 'Plan B' On Budget As He Seeks Dialogue

コンテ伊首相

フォトグラファー:Alessia Pierdomenico / Bloomberg

  イタリアの連立政権が19年度予算のコスト分析結果に関する議論を始める中、コンテ首相は今週のユンケル欧州委員長との協議で交渉を有利に進めるための材料を求めているが、フランスの草の根運動の高まりに対するEUの懸念を利用できる可能性がある。
  
  イタリアのサルビーニ副首相は10日、同国の通信社ANSAとのインタビューで、「パリのような状態はイタリアで起こってほしくない。だからこそ、われわれは成長と平和な社会を保ちたいのだ」と述べた。

  EUはイタリアの19年度予算案の財政赤字目標が国内総生産(GDP)比2.4%である点について、財政規律ルールに反しているため制裁を科すと説明。しかしコンテ首相は今週ブリュッセルでEU側に、イタリア予算案の交渉は単なる数字の問題ではないと指摘し、予算の一段の裁量を求める見込み。

  イタリア紙スタンパの10日の報道によれば、コンテ首相はEUに対し、社会の混乱や暴動を防げるのは自分の政権だけだと発言する予定。コンテ首相は同紙とのインタビューで、イタリアが「金融の安定だけに集中するわけにはいかず、社会の安定も注視する必要がある」と語った。

原題:French Riots Hand Italy New Ammunition in EU Budget Tussle (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE