Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

ゴールドマン、米株式市場の景気懸念は行き過ぎ-JPモルガンに同調

  • S&P500種は年間で09年以来最悪のパフォーマンスとなる軌道
  • 市場パフォーマンスと経済データの間に珍しい乖離が生じている
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

ウォール街のストラテジストらは米経済を巡る懸念は行き過ぎだとして、株式投資家を落ち着かせようと引き続き試みている。

  JPモルガン・チェースは、リセッション(景気後退)のリスクが最近の株価下落で「過剰に織り込まれた」と指摘。デービッド・コスティン氏らゴールドマン・サックスのストラテジストも、米国株の下げで市場パフォーマンスと経済データの間に珍しい乖離(かいり)が生じており、景気減速懸念が行き過ぎていることを示唆していると分析する。

  12カ月間のS&P500種株価指数のリターンは2016年以降で初めてマイナスに転じた。ゴールドマンのデータによると、過去の例に照らせば、成長停滞を意味する米供給管理協会(ISM)製造業総合景況指数の50に対応したような動きだ。実際には、同指数は11月に59.3と健全な拡大を示唆する水準となっている。

  減税に伴う後押しが消えることで、来年は国内総生産(GDP)成長や企業利益の伸びは減速がほぼ確実だ。問題は、それがどの程度になるかということだ。ゴールドマンのモデルに基づくと、市場はゼロ成長を予測していることが示唆されている。これに対しゴールドマンのエコノミストらは2.5%成長を予想する。

  コスティン氏は7日遅くに公表したリポートで「最近の株式市場のパフォーマンスは、われわれのベースラインよりも劇的な減速が織り込まれていることを示唆している。従って、S&P500種には短期的な上昇が見込まれる」と記した。

  10日のS&P500種は0.2%高の2637.72で終了。年初来では1%余り下落しており、2009年に強気相場が始まって以来、年間ベースで最悪のパフォーマンスとなる軌道にある。

原題:Goldman Joins JPMorgan Calling Growth Concern Overdone in Stocks(抜粋)

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