米金融当局が来年利上げする可能性低い-チューダーのジョーンズ氏

  • 商品価格の下落が景気にデフレ圧力をかけている
  • 来年はボラティリティー高まり二面性ある市場に、10%上昇か下落も

米金融当局が来年、利上げを実施する公算は小さいとの見方を、ヘッジファンド運用者のポール・チューダー・ジョーンズ氏が示した。商品価格の下落により景気減速の恐れがあるためと説明した。

  ジョーンズ氏は10日、CNBCとのインタビューで「来年利上げが実施されるとは思わない」と述べた。

  綿花トレーダーとしてキャリアをスタートさせたジョーンズ氏は、商品価格の下落が景気にデフレ圧力をかけていると指摘。「私は常に商品を注視している。優れた先行指標だからだ」と説明した。

  ジョーンズ氏は市場について、「来年はボラティリティー(変動性)が一段と高まる」可能性が高いと予想。来年は10%上昇あるいは下落し得る二面性のある市場になるだろうと話した。同氏はチューダー・インベストメントの創業者。

  また、「われわれは多分、大規模なグローバル・クレジットバブルのさなかにいる」との見方を示し、そのことが及ぼす恐れのあるマイナスの影響を過小評価しないようにしたいと述べた。
  
  さらに同氏は貧富の差が資本主義にとって最大の脅威であるとし、「あまりにも多くの米国人が置き去りにされている」と指摘。「より良い均衡が必要だ」と語った。

  ブルームバーグ・ビリオネア指数によれば、ジョーンズ氏の純資産評価額は推計33億ドル(約3700億円)。

原題:Paul Tudor Jones Says Fed Won’t Raise Interest Rates in 2019 (1)(抜粋)

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