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アップルへの影響は限定的か-中国で旧型iPhone販売差し止め

  • ヘッドラインリスク高めるが根本的な変化はもたらさず-アナリスト
  • アップル株は一時3.1%下落、その後は持ち直す
iPhone 7 Plus

iPhone 7 Plus

Photographer: John Taggart / Bloomberg

iPhone 7 Plus

Photographer: John Taggart / Bloomberg

米クアルコムが請求していた「iPhone(アイフォーン)」一部旧型モデルの販売差し止めを中国の裁判所が認めたことについて、アップルをカバーするアナリストらは重大とは受け止めていない。大々的に報じられることで株価が動くヘッドラインリスクはあるが、アップルの中国事業の先行きを根本的に変化させる要因にはならないと指摘した。

  アップルの株価は一時3.1%下落したが、その後は持ち直し、プラスに転じている。同社株は10月上旬の最高値からの下げ率が30%に達していた。

Apple shares have dropped almost 30% from record levels

  モルガン・スタンレーのケイティー・ハバティ氏は、対象が「iOS11」製品のみであるため「この差し止め命令は現段階では範囲が限られているように見える」と指摘。「現在、アップル端末の70%はiOS12(21%はiOS11、9%はより古いOS)であり、より重要なことに現在は全端末がiOS12搭載で販売されていることだ」と述べた。

  ただ、差し止め命令は「アップル株のヘッドラインリスクを高めるため、中国におけるアップル製品に対する消費者需要への影響を注視する必要がある。中国ではアップル製品の需要が既に弱い」と説明した。投資判断は「オーバーウエート」、目標株価は236ドルに維持した。

  ウェルズ・ファーゴのアーロン・レーカーズ氏も「アップルはクアルコムとの紛争で引き続きヘッドラインリスクにさらされると考えられるが、今回の命令による影響はほとんどないようだ」と指摘。投資判断は「マーケットパフォーム」、目標株価は210ドルに据え置き、「米中貿易戦争の展開に伴うアップルへのリスクはあると引き続き考える」と述べた。

原題:Apple Analysts Downplay ‘Headline Risk’ of China IPhone Ruling(抜粋)

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