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フェデックス株が急落、突然の幹部退職受けBofAが投資判断下げ

米フェデックスの株価が10日の米市場で大幅に下げ、一時は1年半ぶり安値となった。航空貨物部門トップによる突然の退社は、主要財務目標の達成が危ういことを示唆しているとのアナリスト見解が手掛かり。

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)のアナリスト、ケン・ホークスター氏はフェデックスの投資判断を「中立」に下げ、目標株価を28%引き下げた。フェデックス・エクスプレス部門のデービッド・カニンガム最高経営責任者(CEO)の退任を考慮した。ホークスター氏はまた、「世界経済の減速」に言及し、フェデックスの同部門は2020年までに利益を10億ドル(約1130億円)超伸ばす目標を達成できない見通しだと指摘した。

  ホークスター氏は顧客向けの10日付リポートで、カニンガム氏が就任後わずか2年で退社するのは、「利益改善目標の引き下げまたは先送りを示唆している可能性がある」と指摘。「創業者であるフレッド・スミス会長兼CEOが今も経営している企業にしては性急な動きで、当社が考えるかぎりフェデックスらしくない」と記した。

  ホークスター氏の分析は、フェデックスの見通しに対する投資家の不安をあおった。先週にはシティグループのアナリスト、クリスチャン・ウェザービー氏が、カニンガム氏退職により18日発表の四半期決算が予想に届かない公算は大きくなったと指摘していた。

  フェデックス株は10日の取引で一時6%余り下げて188.51ドルと、日中ベースでは17年5月以来の安値を更新した。

  フェデックスは人事異動やホークスター氏の見解について、直ちにはコメントを出していない。

原題:FedEx Sinks as Analysts See Warning in Executive’s Exit (1)(抜粋)

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