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12月10日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ポンド大幅安、EU離脱案の英議会採決が延期で

  10日のニューヨーク外国為替市場ではポンドが大幅安。ドルに対し2017年4月以来の安値を付ける場面があった。メイ英首相が欧州連合(EU)離脱合意案の議会採決を延期したことで、売りが広がった。

  英国の混乱や値決め絡みの買いがブルームバーグのドル指数上昇押し上げに寄与した。ドルは主要10通貨のうち、スイス・フランとニュージーランド・ドル以外の通貨に対して上昇した。

  ニューヨーク時間午後4時46分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前週末比0.5%上昇。ポンドはドルに対し1.3%安の1ポンド=1.2560ドル。ドルは対円で0.6%上げて1ドル=113円34銭。ユーロは対ドルで0.2%下げて1ユーロ=1.1354ドル。

  メイ英首相は、EUと合意した離脱案が大差で否決されるとの見通しを受けて下院で11日に予定していた議会採決の延期を発表。合意なくEUを離脱する場合に備え、準備を加速させると語った。ポンドは対ドルで一時1.7%下げた。

欧州時間の取引

  ユーロがドルに対し上昇。米中貿易摩擦が悪化するとの懸念で世界的に株安となり、米金融当局が利上げのペースを落とすことを余儀なくされるのではとの見方が出ている。ドル指数は下げを埋めて横ばい。中国外務省の楽玉成次官は前週末、米国の駐中国大使を呼び出し、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の最高財務責任者(CFO)逮捕について抗議した。
原題:Pound Drops on Brexit; Dollar Rises Most in a Month: Inside G-10(抜粋)
Euro Gains As Rising Trade Fears Roil Global Stocks: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:株が小反発、ハイテク中心に押し目買い

  10日の米株式相場は小反発。大きく下げた後、上げに転じる展開となった。ダウ工業株30種平均は一時、508ドル下げる場面があったが、ハイテク株を中心に買いが入り、プラスに転じた。

· 米国株は小反発、ダウ平均は一時508ドル安もハイテク株に買い
· 米国債はほぼ変わらず、10年債利回り2.86%
· NY原油は反落、減産合意でも供給過多解消を疑問視
· NY金先物は反落、ドル高を嫌気して下げに転じる

  S&P500種株価指数は一時1.9%下げた後、フェイスブックやマイクロソフトがけん引役となり、プラス圏に浮上した。同指数は前週に週間ベースで3月以来の大幅安となったため、この日は押し目買いが入りやすい状況にあった。

  S&P500種は前営業日比0.2%上げて2637.72。ダウ平均は34.31ドル(0.1%)高の24423.26ドル、ナスダック総合指数は0.7%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米国債市場では10年債利回りが1ベーシスポイント(1bp=0.01%)上昇の2.86%。

  ニューヨーク原油相場は反落。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国からなる「OPECプラス」が合意した減産が供給過多の解消に十分かどうかを巡り、懐疑的な見方が強まった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は1.61ドル(3.1%)安の1バレル=51.00ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は1.70ドル安の59.97ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。ドル高を嫌気して下げに転じた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.3%安の1オンス=1249.40ドルで終えた。

  元メリルリンチのトレーダーで、市場分析のニュースレターを創設したトム・エッセイ氏はインタビューで、「ハイテク株が主導している。信じられない」と述べた。
原題:Stocks Roar Back, Led by Rebound in Tech Shares: Markets Wrap(抜粋)
Oil Slides Most in Two Weeks as Traders Doubt OPEC+ Supply Cuts
PRECIOUS: Gold Producers Rally as Prospects for Metal Brighten

◎欧州債:英国債の利回り曲線、ブルフラット化ー英首相が採決延期

  10日の欧州債市場では英国債のイールドカーブがブルフラット化し、ユーロ圏の長期債利回りを押し下げた。議員らの幅広い反発を受けたメイ英首相がEU離脱案の議会採決延期を明らかにしたことが手掛かりとなった。リスクオフの展開にもかかわらず、イタリア債は上昇した。鉱工業生産統計の内容などが手掛かりとなった。

  • 英30年債利回りは15ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して1.68%、10年債利回りは9bp下げて1.17%
  • ドイツ10年債利回りは変わらずの0.24%、イタリア10年債利回りは3bp下げて3.1%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Gilt Curve Flattens Aggressively as May Delays Vote; BTPs Rally(抜粋)
European Stocks Plunge as Concerns Mount Over Brexit, China(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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