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インド中銀総裁辞任で金融政策の不透明感高まる-州議会選結果控え

更新日時
  • パテル氏は「一身上の都合」を理由に10日辞任
  • 同氏は融資規制緩和を要求し利上げに反対する財務省と対立

インドでモディ首相の信認が問われる州議会選挙の結果公表に投資家が既に警戒する中で、パテル中央銀行総裁が10日辞任し、金融政策を巡る不透明感がさらに高まった。

  インド準備銀行を率いてきたウルジット・パテル氏が「一身上の都合」を理由にの3年の総裁任期終了まで9カ月を残して辞任したことは、金融市場を混乱させ、政府を驚かせた。ラグラム・ラジャン氏の後任として2016年9月に総裁に就任したパテル氏は、一部銀行への融資規制緩和を中銀に要求し利上げに反対する財務省と対立していた。

  14日には中銀の理事会が行われ、政府の代表は中銀に対し、資金調達難の緩和に向けた対策強化や、剰余金の国庫納付拡大を求めることが見込まれる。来年の総選挙の前哨戦となる州議会選の結果が11日に公表予定のため、投資家は既に神経質な姿勢を強めている。

Key Speakers At The Group Of 30 International Banking Seminar

ウルジット・パテル氏

フォトグラファー:Olivier Douliery / Bloomberg

  カールトン大学(オタワ)のビベク・デヘジア准教授(経済学)はツイッターでパテル氏辞任の影響について、「短期的には政治的利益となるが、信頼できる経済政策へのコミットメントに計り知れない長期的損害を与えかねない」と指摘。「インドと経済の健全性にとって極めて悲劇的な日となった」との見方を示した。

Rupee NDFs weaken after Patel resignation

原題:Patel Exit Adds Layer of Risk in India as Modi Gears Up for Vote(抜粋)

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