テスラのマスク氏、SECと全米自動車労組を強く批判

  • 「はっきりさせておくが、私はSECに敬意を払わない」-マスク氏
  • UAWがテスラで労組結成のため「攻撃的キャンペーン」を行った

イーロン・マスク氏

Photographer: David Paul Morris / Bloomberg

Photographer: David Paul Morris / Bloomberg

テスラ社とスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)の両方の最高経営責任者(CEO)を務めるイーロン・マスク氏は、CBSの番組「60ミニッツ」との広範囲にわたるインタビューで激動の1年について語った。

  マスク氏(47)はレスリー・スタール司会者に対し、10月に米証券取引委員会(SEC)と和解して以来、ツイートを検閲されたことはないとコメントした。テスラの株式非公開化方針に関する8月のツイートは物議を醸し、数カ月にわたる混乱の原因となった。SECはマスク氏との緊密過ぎる関係を長年批判されてきた取締役会の統治改善を求めた。

  CBSが事前に公表したインタビュー記録によると、マスク氏は「はっきりさせておくが、私はSECに敬意を払わない」と述べ、SECの条件に従っているのは、司法制度を尊重するためだと説明。同氏はさらに、ロビン・デナム取締役をテスラ新会長に自ら選んだと述べ、自身は会長職への復帰は望まず、「肩書を一切持たない」方がいいと付け加えた。

  インタビューの大部分は、セダン「モデル3」の増産を急いだテスラの1年を取り上げた。マスク氏は同社を救ったのは3番目の組み立てラインをテントの下に設置する決定だったと説明。「死活問題だった。当社が負ける方に賭けていた人々は、全ての社会通念から見て正しかった。だが、駐車場にテントを設置して組み立てラインを作るという慣例破りの状況を予想していなかった」と話した。

  スタール氏はマスク氏に、同社工場での表沙汰になっていないけがや超過勤務といった労働条件を巡る一連の申し立てについて尋ねた。マスク氏は全米自動車労組(UAW)がテスラに労働組合を結成するための試みの一環として、「多数の無意味な言動」による「攻撃的なキャンペーン」を行ったと語った。

  マスク氏はまた、ゼネラル・モーターズ(GM)が来年に遊休状態にする予定の5工場の一部購入を前向きに考える可能性も示した。

原題:Musk Blasts SEC, United Auto Workers in ‘60 Minutes’ Interview(抜粋)

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