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ECBは長期資金供給オペを再開へ、利上げペース遅らせる-調査

  • 長期資金供給は3月までに発表、3カ月後に実施-エコノミスト予想
  • 預金金利ゼロ到達予想は2020年3月、従来見通しは1月

欧州中央銀行(ECB)は来年、銀行向けの新たな長期資金供給オペを実施し、伸び悩みが際立ってきたユーロ圏経済の成長を支えるため利上げのペースを遅らせるだろうと、ブルームバーグが調査したエコノミストらが予想した。

  調査に回答したおよそ75%は、ECBが3月までに長期資金供給オペを発表し、その3カ月後に実施すると見込んだ。預金金利の引き上げ見通しは依然9月とされたが、ゼロに達する予想時期は先送りされた。ドラギECB総裁は13日に開く政策委員会会合後の記者会見で、先行きの政策について手がかりを示唆する可能性がある。

Rate Path

Economists see ECB raising borrowing costs gradually through 2020

Source: Bloomberg survey conducted Nov. 30 to Dec. 5

  キャンター・フィッツジェラルドのチーフエコノミスト、アラン・マクウェイド氏は「地政学的なリスクが極めて大きく、世界経済が減速に向かう兆しは既に表れている」と指摘。ECBの「政策金利の引き締めが望ましいのかは、確信を持てない。新たな長期資金供給は主に資金繰りに対処する政策だが、景気が悪化し始めれば刺激策として歓迎されるかもしれない」と述べた。

  ユーロ圏経済の勢いは夏季に著しく弱まり、その後も盛り返しの兆しがあまり見られていない。7日に発表された10月のドイツ鉱工業生産も予想に反して低下した。

原題:ECB Seen Giving Long-Term Loans in 2019, Going Slow on Rates (1)(抜粋)

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