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華為CFOの保釈巡りカナダで審理-銀行に虚偽説明の疑いで

  • 逃亡の恐れがあるため保釈を認めるべきではない-カナダ当局
  • 孟CFOの弁護人は米国法に違反した証拠がないと主張

中国の通信機器メーカー、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の孟晩舟最高財務責任者(CFO)が米国の要請でカナダで逮捕された事件で、保釈を巡る審理が7日にカナダの裁判所で行われた。同CFOは銀行に虚偽説明をした疑いがあり、逃亡の恐れがあるため保釈を認めるべきではないと、カナダ当局の代理人弁護士が主張した。

  カナダ側弁護士のジョン・ギブカースリー氏によると、華為はイランでスカイコムという非公式の子会社を使って同国の通信会社と取引し、米欧の対イラン制裁に違反した疑いがあると米国は主張している。華為のために資金を決済していた米国の金融機関は、知らないうちに制裁に違反してスカイコムとの取引を行っていたという。

  スカイコムの従業員が実際には華為のために働いていたにもかかわらず、孟CFOは銀行との取引で華為とスカイコムの関係を隠していた。カナダは同CFOの引き渡しを求める米国の代理で審理を行っている。

  ギブカースリー氏は、孟CFOが裕福なため必要な保釈金を容易に支払い、逃亡することが可能だと主張。同CFOは自らの活動に捜査が及んでいることを知ってからは米国への入国を避けており、他の華為幹部も米国出張をやめているという。

  金融機関は制裁法に違反する取引に引き込まれ、罰金のリスクにさらされたと、同氏は主張。金融機関の名前は明らかにしなかった。

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Wanzhou Meng

出典:Huawei

  一方、孟CFO側の弁護人デービッド・マーチン氏は、提示された証拠は同CFOによる米国やカナダの法律違反を証明していないと主張。米国の制裁関連法は極めて複雑で時間と共に変化しており、対イラン制裁では通信機器が除外対象になっていると同氏は述べた。

原題:Huawei CFO Charged With Conspiracy to Defraud Banks (3)(抜粋)

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