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【米国株・国債・商品】株が大幅安、経済成長や貿易への懸念で

更新日時
  • 原油は大幅反発、OPECプラスが予想上回る規模の減産に合意
  • 11月の米雇用統計、非農業部門雇用者数と賃金の伸びが予想に届かず

7日の米株式相場は大幅続落。S&P500種株価指数は週間ベースで4.6%安と、3月以降で最大の下げ。トランプ政権が中国との貿易戦争を突き進めたことに加え、米国の成長がピークを付けたとの懸念をあおる経済指標が出たのが重しとなった。

· 米国株は大幅続落、S&P500は週間で4.6%安
· 米国債は続伸、10年債利回り2.85%
· NY原油は大幅反発、OPECプラスの減産規模が予想上回る
· NY金先物は続伸、予想より弱い米雇用統計受け

  ダウ工業株30種平均はこの日500ドル余り下落、週間では1000ドルを超える下げとなった。米検察当局は、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の最高財務責任者に銀行を欺いた疑いで逮捕状を出し、米中貿易の見通しは悪化の様相を呈した。また、この日の米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事の発言はタカ派的だと解釈された。

  S&P500種は前日比2.3%下げて2633.08。ダウ平均は558.72ドル(2.2%)安の24388.95ドル、ナスダック総合指数は3.1%低下。ニューヨーク時間午後4時55分現在、米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して2.85%。

  ニューヨーク原油相場は大幅反発。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国からなる「OPECプラス」は、予想を上回る日量120万バレルの減産で合意した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は1.12ドル(2.2%)高の1バレル=52.61ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は1.61ドル高の61.67ドルで終えた。

  マクロ・リスク・アドバイザーズのエネルギー担当チーフストラテジスト、クリス・ケッテンマン氏は、「値動きの荒い10月と11月だったが、12月が来て良いクリスマスプレゼントがあった」と述べた。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。週間ベースでは2.2%高と、8月以来最大の上昇となった。11月の米雇用統計が予想よりも弱く、米金融当局の利上げペースが減速するとの臆測が広がった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.7%高の1オンス=1252.60ドルで終えた。

S&P 500 tumbles in short week

  ブリンマー・トラストのアーニー・セシリア最高投資責任者(CIO)は、「いま起きているのは、成長見通しの織り込み直しなのだろう」と指摘。「これまでのような成長が続くとは思えない、と債券市場が言っているようなものだ。よって市場は、極めて高いパフォーマンスを見せてきた銘柄を中心に、これまでより低い成長率を株価に織り込み直している」と語った。

  • 半導体株が急落、エヌビディアとアドバンスト・マイクロ・デバイセズは6%余り下落
  • S&P500種の業種別指数では唯一「公益事業」が上昇
  • 金利先物が織り込む12月FOMCでの米利上げ確率は70%以上
  • ネットフリックス、アマゾン、アルファベットは3%を超える下げ

  株安を背景に米国債は日中を通じて上げ幅を拡大し、日中高値近辺で終えた。イールドカーブ(利回り曲線)はスティープ化。

原題:Stocks Plunge to Cap Worst Week Since March: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Grind Higher, Curve Steepens as Equities Fade
Crude Climbs as OPEC and Allies Finalize Production Limitations
PRECIOUS: Gold Regaining Zing as Cooler U.S. Jobs Data Add Boost

(第7段落以降を追加し、更新します.)
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