中国中銀の馬駿委員:銀行の資本増強計画など必要-国内危機に備え

  • 中国では不動産バブルや地方政府債務、影の銀行が危機引き金の恐れ
  • 予防措置も重要-小規模銀行に注意、フォワードガイダンス提示も

中国人民銀行(中央銀行)貨幣政策委員会の馬駿委員は、金融混乱の引き金となり得る国内要因を分析した上で、危機発生時の企業の直接救済や銀行の資本増強策などを提案した。

  馬委員は人民銀系の雑誌「中国金融」の微信(ウィーチャット)に掲載した論文で、中国では不動産バブルや地方政府の偶発債務、資金調達を目的とした土地売却への高い依存、シャドーバンキング(影の銀行)が主な危機の原因となる可能性があると指摘した。

  馬氏はリスクの顕在化を防ぐため、予防措置を講じるべきだとも指摘。予防策は次の通り。

  • システミックリスクの発生において規模が小さめの銀行が果たす役割が「予想を超える可能性が非常に高く」、株式制商業銀行や都市商業銀行、農村商業銀行などに「細心の注意」
  • 人民銀がより独立した判断ができるように中銀法を改正。フォワードガイダンスを提示
  • 商業銀行以外の金融機関にも債券取引を認め、市場の流動性を改善する

  同論文によると、企業の直接救済や小規模銀行への資本注入、市場取引に関するルール変更などの案が活用される可能性がある。

原題:China Needs Bailout, Capital Plans for Crisis Event: PBOC’s Ma(抜粋)

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