12月6日の海外株式・債券・為替・商品市場

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欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが下落、米国債利回り低下で-円は逃避需要で上昇

  6日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。株価が下落したほか、市場が織り込む米利上げ確率の低下に伴い、米国債利回りが下げた。一方で逃避需要から円は上昇した。

  ドルは主要10通貨に対しては高安まちまち。上げが目立ったのは円で、対ドルでは一時7月以来最大の上げとなった。主要通貨ではこのほかスイス・フランも高い。米10年債利回りは一時約2.82%と、8月以来の低水準に下げた。

  中国のスマートフォンメーカー、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の孟晩舟最高財務責任者(CFO)兼副会長の逮捕を受けて、米中の貿易関係を巡る懸念が強まり、リスク資産を回避する動きが広がった。

  ニューヨーク時間午後4時半現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.3%低下。円は対ドルで0.5%高の1ドル=112円68銭。ユーロは対ドルで0.3%上昇し1ユーロ=1.1381ドル。

  朝方に発表された11月の民間雇用者数は17万9000人増と、市場予想の19万5000人増を下回った。また10月の米貿易赤字は予想よりも拡大し、10年ぶりの高水準となった。

  ダラス連銀のカプラン総裁はこの日、成長が減速し、インフレ加速の兆候も見られない中、金融当局は2019年の政策運営において辛抱強くなる必要があるとの認識を示した。

  また米金融当局は来年の政策運営に関して、様子見アプローチのシグナルを送るかどうかを検討していると、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が伝えた。

欧州時間の取引

  欧州時間にはドルが上昇。円も主要通貨に対して値上がりした。華為の孟CFO逮捕を受けて米中の対立が悪化するとの懸念が広がった。
原題:Dollar Sinks as U.S. Stocks, Treasury Yields Fall: Inside G-10(抜粋)
Yen Racks Up Biggest Gain Since July as Investors Seek Shelter(抜粋)
Dollar Gains on Concern Over U.S.-China Trade Truce: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株下げ縮小、ハイテクに買い-利回り低下

  6日の米株式相場は下落。いったんは大幅安となったが、大型テクノロジー株の主導で終盤に下げ幅を縮小した。ナスダックの指数は上昇に転じた。原油は減産期待が遠のき、大幅安となった。

· 米国株は下落、終盤に下げ幅大きく縮小-ハイテク株は高い
· 米国債は上昇、短期債中心に-10年債利回り2.90%
· NY原油は大幅安、OPEC総会物別れで減産期待遠のく
· NY金先物は小幅高、リスク回避が台頭

  華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の孟晩舟最高財務責任者(CFO)兼副会長が逮捕され、貿易を巡る米中の休戦は長続きしないとの見方が広がったことから、不安定な値動きとなった。S&P500種の銀行株は3.9%下げた後に、下げ渋る展開。米国債利回りは8月以来の低水準となった。

  S&P500種株価指数は前営業日比0.2%下げて2695.95、ダウ工業株30種平均は79.40ドル(0.3%)安の24947.67ドルで終了。一方、ナスダック総合指数は0.4%上昇で終えた。ニューヨーク時間午後4時55分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して2.90%。

  ニューヨーク原油相場は約2週間ぶりの大幅下落。石油輸出国機構(OPEC)やロシアなどの産油国が供給超過の解消に十分な減産を行わない兆しが注目された。OPECは減産について合意せずに総会を終了。サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は、非加盟国が加わる7日の協議で合意が得られるとは確信していないと述べた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は1.40ドル(2.7%)安の1バレル=51.49ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は1.50ドル安の60.06ドルで終えた。

  ニューヨーク金先物相場は小幅高。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.1%高の1オンス=1243.60ドルで終えた。キトコ・メタルズのシニアアナリスト、ジム・ウィコフ氏はリポートで、「6日はリスク回避の動きが世界市場で完全復活した」と指摘した。

  アトランタ連銀のボスティック総裁とダラス連銀のカプラン総裁は、政策を慎重に進め今後のデータを注視する必要性を強調。これが投資家の不安緩和に寄与した。

  シンク・マーケッツUKのチーフ市場アナリスト、ナイーム・アスラム氏は、「最大の不安材料は貿易戦争がエスカレートすることで、これが市場に付きまとっている」と電子メールで指摘。「市場には強気な見方がほとんど見られず、このゲームはさらに醜くなりそうだ」と続けた。

  米国債は午前の取引で大きく値上がりし、午後は静かな展開となる中で上げを維持した。金利先物市場が織り込む2019年の米利上げ確率が低下するにつれ、短期物が注目を集めた。10年債利回りは朝方2.82%台に下げる場面もあった。
原題:Tech Rally Ensures Mere Loss for Stocks, Not Rout: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Rally, Front End Re-Prices Fed Hikes on Record Volume(抜粋)
Crude Fades Amid Signals of Lackluster OPEC Deal to Cut Output(抜粋)
PRECIOUS: Gold Is Back on Top as Global Equities Extend Rout(抜粋)

◎欧州債:ドイツ債中心に上昇、10年債は5月来の低利回りに

  6日の欧州債市場ではドイツ債中心に上昇。イタリア債は下落した。同国株価指標のFTSE・MIB指数は大幅下落した。

  • イタリア債は中期債を中心に売られた。5年債利回りは21ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇した。10年債利回りのドイツ債とのスプレッドは19bp拡大して297bp
  • ドイツ10年債利回りは5月以来の水準に低下
  • 英国債のパフォーマンスはドイツ債を上回った。30年債入札の需要は旺盛で、市場が織り込むイングランド銀行の利上げ時期は2020年5月と、従来の同年2月から先送りされた
  • ドイツ10年債利回りは5bp低下して0.23%。フランス10年債利回りは2bp下げて0.66%、イタリア10年債利回りは12bp上げて3.18%

原題:Italy Bonds Drop Amid Stock Rout, Bunds Rally; End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します.)
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