米国株下げ縮小、ハイテクに買い-利回り低下

更新日時
  • 株は朝方に大幅安、華為技術CFO逮捕の米中関係への影響を懸念
  • 米国債は短期債中心に上昇、19年利上げ織り込み度合いが低下

Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE).

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

6日の米株式相場は下落。いったんは大幅安となったが、大型テクノロジー株の主導で終盤に下げ幅を縮小した。ナスダックの指数は上昇に転じた。原油は減産期待が遠のき、大幅安となった。

· 米国株は下落、終盤に下げ幅大きく縮小-ハイテク株は高い
· 米国債は上昇、短期債中心に-10年債利回り2.90%
· NY原油は大幅安、OPEC総会物別れで減産期待遠のく
· NY金先物は小幅高、リスク回避が台頭

  華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の孟晩舟最高財務責任者(CFO)兼副会長が逮捕され、貿易を巡る米中の休戦は長続きしないとの見方が広がったことから、不安定な値動きとなった。S&P500種の銀行株は3.9%下げた後に、下げ渋る展開。米国債利回りは8月以来の低水準となった。

  S&P500種株価指数は前営業日比0.2%下げて2695.95、ダウ工業株30種平均は79.40ドル(0.3%)安の24947.67ドルで終了。一方、ナスダック総合指数は0.4%上昇で終えた。ニューヨーク時間午後4時55分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して2.90%。

  ニューヨーク原油相場は約2週間ぶりの大幅下落。石油輸出国機構(OPEC)やロシアなどの産油国が供給超過の解消に十分な減産を行わない兆しが注目された。OPECは減産について合意せずに総会を終了。サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は、非加盟国が加わる7日の協議で合意が得られるとは確信していないと述べた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は1.40ドル(2.7%)安の1バレル=51.49ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は1.50ドル安の60.06ドルで終えた。

  ニューヨーク金先物相場は小幅高。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.1%高の1オンス=1243.60ドルで終えた。キトコ・メタルズのシニアアナリスト、ジム・ウィコフ氏はリポートで、「6日はリスク回避の動きが世界市場で完全復活した」と指摘した。

  アトランタ連銀のボスティック総裁とダラス連銀のカプラン総裁は、政策を慎重に進め今後のデータを注視する必要性を強調。これが投資家の不安緩和に寄与した。

  シンク・マーケッツUKのチーフ市場アナリスト、ナイーム・アスラム氏は、「最大の不安材料は貿易戦争がエスカレートすることで、これが市場に付きまとっている」と電子メールで指摘。「市場には強気な見方がほとんど見られず、このゲームはさらに醜くなりそうだ」と続けた。

  米国債は午前の取引で大きく値上がりし、午後は静かな展開となる中で上げを維持した。金利先物市場が織り込む2019年の米利上げ確率が低下するにつれ、短期物が注目を集めた。10年債利回りは朝方2.82%台に下げる場面もあった。

原題:Tech Rally Ensures Mere Loss for Stocks, Not Rout: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Rally, Front End Re-Prices Fed Hikes on Record Volume
Crude Fades Amid Signals of Lackluster OPEC Deal to Cut Output
PRECIOUS: Gold Is Back on Top as Global Equities Extend Rout

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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