【NY外為】ドル下落、米国債利回り低下で-円は逃避需要で上昇

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6日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。株価が下落したほか、市場が織り込む米利上げ確率の低下に伴い、米国債利回りが下げた。一方で逃避需要から円は上昇した。

  ドルは主要10通貨に対しては高安まちまち。上げが目立ったのは円で、対ドルでは一時7月以来最大の上げとなった。主要通貨ではこのほかスイス・フランも高い。米10年債利回りは一時約2.82%と、8月以来の低水準に下げた。

  中国のスマートフォンメーカー、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の孟晩舟最高財務責任者(CFO)兼副会長の逮捕を受けて、米中の貿易関係を巡る懸念が強まり、リスク資産を回避する動きが広がった。

  ニューヨーク時間午後4時半現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.3%低下。円は対ドルで0.5%高の1ドル=112円68銭。ユーロは対ドルで0.3%上昇し1ユーロ=1.1381ドル。

  朝方に発表された11月の民間雇用者数は17万9000人増と、市場予想の19万5000人増を下回った。また10月の米貿易赤字は予想よりも拡大し、10年ぶりの高水準となった。

  ダラス連銀のカプラン総裁はこの日、成長が減速し、インフレ加速の兆候も見られない中、金融当局は2019年の政策運営において辛抱強くなる必要があるとの認識を示した。

  また米金融当局は来年の政策運営に関して、様子見アプローチのシグナルを送るかどうかを検討していると、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が伝えた。

欧州時間の取引

  欧州時間にはドルが上昇。円も主要通貨に対して値上がりした。華為の孟CFO逮捕を受けて米中の対立が悪化するとの懸念が広がった。

原題:Dollar Sinks as U.S. Stocks, Treasury Yields Fall: Inside G-10(抜粋)
Yen Racks Up Biggest Gain Since July as Investors Seek Shelter
Dollar Gains on Concern Over U.S.-China Trade Truce: Inside G-10

(第5段落以降を追加し、更新します.)
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