2019年は米利上げゼロも、市場の織り込み具合は急速に低下

Photographer: Andrew Harrer / Bloomberg

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米金利先物のトレーダーはもはや、2019年の米利上げを確信していない。

  金融当局は15年12月以降、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を8回引き上げ、今月19日にも利上げを実施すると予想されている。だが、市場が織り込む来年の金利上昇見通しは前週にパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を受けて、25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)を割り込んだ。今週に入ってからは世界的な株安で崩れ落ちた。米連邦公開市場委員会(FOMC)9月に示した最新予測で、19年に3回の追加利上げを見込んでいる。

  ユーロダラー先物市場で、18年12月限と19年12月限のスプレッドは12bp近辺に縮小。来年に25bpの利上げが一度でもあるとの見方が、市場で疑われていることを示唆している。2カ月前にこのスプレッドは約60bpで、18年12月に1回、それ以外に最低でももう1回利上げがあるとの期待を織り込んでいた。

  パウエルFRB議長が政策正常化に対してより慎重になると予想するエコノミストもいる。元FRB理事で現在マネタリー・ポリシー・アナリティクスに所属するローレンス・マイヤー氏は、19年の利上げ回数予想を3回から2回に変更したと、11月30日付リポートで明らかにした。

原題:Traders Starting to Doubt Fed Will Raise Rates Even Once in 2019(抜粋)

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