OPEC総会物別れ、ロシアが減産に難色-7日に非加盟国と協議

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  • サウジのエネルギー相:7日の協議で合意得られるとは確信せず
  • 7日はまずOPEC加盟国だけで再招集、その後に非加盟国と協議へ

石油輸出国機構(OPEC)はウィーンで6日、減産についての合意なく総会を終えた。サウジアラビアが提案する大規模な減産に、ロシアが難色を示している。

  サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は2日間の協議を終えて、7日の協議で合意が得られるとは確信していないと述べた。OPECは7日にOPEC非加盟国を交えた協議を予定しているが、生産を全体で日量100万バレル減らすとの提案は宙に浮いた状態となった。

  ファリハ・エネルギー相はウィーンで記者団に対し、「平等に負担する構えが全ての国にあるわけではない。ロシアには大幅な減産を行う準備がない」と語った。

  北海原油代表油種のブレント先物相場は一時、前日比で5%余り下落した。

サウジのファリハ・エネルギー相(写真中央)は減産につき、全ての国が平等に負担することを求めているが、OPEC内でも見解が一致していないと認めた

ブルームバーグ

  総会が物別れに終わったことは、世界の石油地図を塗り替えようとする勢力からのOPECへの圧力を示す新たな例で、OPECが非加盟産のロシアの支援に依存を強めていることを物語っている。

  OPEC総会が開かれる中、ロシアのノバク・エネルギー相はロシアのプーチン大統領と同国の立場に協議するためサンクトペテルブルクに戻った。OPECと非加盟産油国で構成する「OPECプラス」で最も重要なパートナーであるロシアが相当規模の削減を決めれば、OPECも追随するとみられる。

  コンサルティング会社RSエナジー・グループのディレクター、デレク・ブローワー氏は「OPECがまずモスクワの意向を確認しなければ結論を出せないという印象は、一部の加盟国には受け入れにくいことだろう」と述べた。

  ロシアは減産に原則合意しているが、最終的な自国の貢献規模については今週のウィーンでの協議で明確にしていない。先の非公式協議では、サウジがロシアによる日量約30万バレルの減産を支持したが、ロシア側は約15万バレルの減産を求めていたと関係者は述べた。
  
  関係者によると、イランの貢献も協議行き詰まりの原因だった。また、リビアとベネズエラに対する減産免除の是非も話し合われたと別の関係者は述べた。

  OPECは7日、まず加盟国のみでウィーン時間午前9時(日本時間午後5時)に再び会合を開き、その後正午にロシアを含む非加盟国と協議を行うと関係者は述べた。

原題:OPEC Talks End Without Oil-Cuts Deal as Russia Holds Back (3)(抜粋)

(7日の日程などを追加して更新します.)
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