中国人民銀の周前総裁、米中「休戦」を楽観視-90日間で合意可能

  • 2国間交渉に頼り過ぎるべきではない-WTO改革が必要
  • ローマでブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じた

中国人民銀行(中央銀行)の周小川前総裁は5日、米中首脳が週末に合意した貿易戦争の「休戦」について楽観的な見方を示し、両国共に緊張を和らげたいと望んでいると指摘した。

  ローマを訪れている周氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューに答え、ブエノスアイレスでの中国の習近平国家主席とトランプ米大統領との追加関税先送りの合意は「双方が貿易を巡る相違を軽減したいと願っていることの表れ」だと述べた。

周小川氏

撮影:Qilai Shen / Bloomberg

  人民銀総裁を今年退いた周氏はただ、2国間のアプローチに頼り過ぎることに警鐘を鳴らし、世界貿易機関(WTO)の改革が必要だと主張。「2国間交渉を過度に行ったり、2国間で譲歩し合ったりすれば、この多国間のメカニズムへの問題となる可能性がある」と語った。

  中国商務省は5日の声明で、中国は米国とコンセンサスに至った具体的な事項の実行に速やかに着手し、「予定表・ロードマップ」にある90日以内に米国と通商協議を前進させると説明した。

  周氏は「90日間で双方が一定の合意に達することができると個人的にはかなり楽観視している」と話した。

原題:China’s Ex-Central Bank Governor Optimistic on U.S. Trade Truce(抜粋)

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