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アップル、iPhone高価格戦略に限界か-買い替えサイクル長期化

  • 下取りの促進でより大きな問題が浮き彫りに-アナリスト
  • サイクルの長期化が平均販売価格上昇の成果を損なう恐れ
Inside An Apple Inc. Store As New Generation iPhone And Apple Watch Go On Sale

Photographer: John Taggart/ Bloomberg

Inside An Apple Inc. Store As New Generation iPhone And Apple Watch Go On Sale

Photographer: John Taggart/ Bloomberg

米アップルは主力製品の販売てこ入れのため、より積極的なマーケティング戦略にシフトしているが、この取り組みがより大きな問題を浮き彫りにしたようだ。

  アップルがこれまで大きく依存することがなかった下取りプログラムを推し進めていることは、「事態はわれわれが考えていたよりはるかに悪い可能性」を示す兆しだと、ニューストリート・リサーチのピエール・フェラギュ氏はリポートで指摘した。アップルの株価は「iPhone(アイフォーン)XR」を10月下旬に発売して以来、18%余り下落している。

  主要携帯電話サービス業者がさまざまな機種変更プログラムを提供する中で、消費者は比較的高価な端末を購入しやすくなっている。これが買い替えサイクルの長期化を伴うことをアップルは認識するようになっていると、フェラギュ氏は指摘した。

Apple has declined more than 18 percent since the XR launched

  アップルは、新機種の需要の弱さを巡る懸念に平均販売価格(ASP)の引き上げで対応しようとしてきたが、ウォール街関係者はそれでは不十分なことに気付き始めた。フェラギュ氏は、アイフォーンの買い替えサイクル長期化について、「近年のASP上昇による全ての成果が、向こう数年間の販売台数減少で失われる可能性があることを意味する」と述べた。

  アイフォーン新機種では、アップルが最大13%値引きなどのプロモーションを実施しているXRの方が、より高価な「XS」「XS Max」よりも売れ行きが好調。ニューストリートは、アップルの下取りプログラムについて、新機種の価値が損なわれないよう買い替えを促そうとする取り組みだとみている。

原題:Apple Sale Price Gains Seen at Risk Amid IPhone Financing Plans(抜粋)

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