マリオット:情報流出被害でのコスト推定は尚早-10億ドルとの試算も

ホテル運営会社マリオット・インターナショナルのリーニー・オバーグ最高財務責任者(CFO)は、同社が先週明らかにしたデータベースへの大規模な不正アクセスについて、この被害に伴うコストを推定するのは時期尚早との見解を示した。過去に深刻なサイバー攻撃を受けた他の企業を参考にコストを見積もるのは妥当ではないとしている。

  オバーグCFOは5日の投資家会議で、「他の企業が経験したいかなる状況も、全てそれぞれ個別の問題だ。ある企業がそうだったならこの企業はこうなるだろうなどと想定すべきではない」と述べた。マリオットがハッキング被害を開示して以降、上級幹部がこの件について公に発言するのはこれが初めて。

リーニー・オバーグCFO

写真家:Andrew Harrer / Bloomberg

  マリオットは先週、傘下のスターウッド部門で受けたハッキングにより宿泊客およそ5億人の情報が流出したことを明らかにした。

  モルガン・スタンレーは先週のリポートで、マリオットが計2億ドル(約226億円)の罰金・法務関連費用に直面する恐れがあるほか、被害者への通知や無料データ監視サービス提供で顧客1人当たり約1ドルの費用が発生する可能性があると指摘した。

  ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のアナリスト、タムリン・ベイソン、ホリー・フロウム両氏によれば、マリオットが抱える法務関連費用はさらに多くなる可能性がある。両氏は最大10億ドルのコストが発生すると試算している。

原題:Marriott CFO Calls $1 Billion Estimate on Cyber Breach Premature(抜粋)

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