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メイ首相EU離脱案の下院否決を大手運用会社恐れずーポンドは買い場

  • アバディーンやアリアンツ、インベステックはロングを維持
  • 合意への最善の道は合意なき離脱の確率を高めることーアバディーン

メイ英首相の欧州連合(EU)離脱案は来週の下院採決で否決されそうな情勢だが、一部の大手運用会社はポンドのロングポジションを維持している。

  アバディーン・スタンダード・インベストメンツとアリアンツ・グローバル・インベスターズ、インベステック・アセット・マネジメントは、最終的な離脱協定について発言権を得た議会が、結局は合意なき離脱で英経済が大打撃を被る事態を避けるべく行動すると見込んでいる。

  アバディーン・スタンダードのマネーマネジャー、ジェームズ・エイシー氏は、「合意への最善の道は合意なき離脱の確率を高めることだ」として、「2回目の採決は締め切りにぐっと近くなるだろう。それゆえに、1回目に反対票を投じた議員の多くは何を最重要とするのか明確にせざるを得なくなる公算が大きい」と指摘した。同社はユーロに対してポンドを購入したという。

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  メイ首相の合意には与党保守党内からも不満が大きく、野党労働党は反対票を投じる計画のため、11日の採決で可決は難しい見通しだ。

  インベステックのポートフォリオマネージャ-、 ラッセル・シルバーストン氏は、初回の採決で否決されればポンドのポジションを積み増す方針だ。ブルームバーグの調査によると、ストラテジストは否決後にポンドは1.25ドルに下落するとみている。

  シルバーストン氏は「大きく下がったところで買おうと考えている。否決で大幅に下落したら、買い増すつもりだ」と述べ、「合意なき離脱への不安が誇張されていると常に感じてきた。議会の発言権強化が決まった4日の採決は、この見方をさらに強めた」と説明した。

  ポンドは11月初めに1.31ドルを上回った後、採決を巡る疑念の中で1.27ドル台前後での取引が続いている。2016年の国民投票前の水準からは約15%下落している。

原題:Who’s Afraid of Brexit Vote in Commons? Not Aberdeen, AllianzWho’s Afraid of Brexit Vote in Commons? Not Aberdeen, Allianz(抜粋)

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