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ソフトバンクIPO、世界株急落でも価格1500円維持へ

  • 日経平均が連日の下落、米ダウ平均約800ドル安と連鎖
  • 上場後に機関投資家の組み入れ需要、「安心感ある」とニッセイ矢嶋氏
Softbank

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Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
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国内通信サービス大手のソフトバンクは、新規株式公開(IPO)で個人投資家の需要が高いため、世界的に株式相場が急落しているにもかかわらず、「一本値」とした仮条件の1500円で売り出し価格を設定する公算が大きい。複数の関係者への取材で分かった。

  ソフトバンクは先週、売り出し価格の仮条件について通常は相場変動に対応するために設ける価格帯を設定せず、日本で初となる一本値とした。

SoftBank's Blockbuster IPO Said to Hit Retail Sales Target

目論見書

Photographer: Keith Bedford/Bloomberg

  4日の日本株は米中貿易摩擦への不透明感から日経平均株価の下げ幅が500円を超えた。この流れは米国株にも波及し、同日のダウ工業株30種平均は800ドル近く急落。5日の日経平均は続落しており、世界的な株安連鎖となっている。

  ニッセイ基礎研究所の矢嶋康次チーフエコノミストは、ここ数年のソフトバンクグループの経営に対して前向きな投資家は多いと分析。「上場後は機関投資家がポートフォリオに組み入れなくてはならないため、売り抜けられるという安心感がある点を、発行体も主幹事も分かっているのだろう」と指摘した。

  ブックビルディング期間は7日まで。売り出し価格は需要と相場状況を勘案し、10日に決まる。

  ソフトバンクと主幹事証券各社の広報担当は、需要状況や売り出し価格についてコメントを控えた。

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