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米キャタピラー株が大幅下落-米中休戦巡る疑念で需要懸念が再燃

  • ダウ工業株30種平均の構成銘柄で最も下げた
  • 米中間の緊張が今年のキャタピラー株の重しになっている

4日の米株式市場でキャタピラーの株価が6週間ぶりの大幅安となった。米中貿易戦争の「休戦」に懐疑的な見方が広がり、需要懸念が再燃した。こうした不安から同社の株価は年間ベースで2015年以来最悪のパフォーマンスとなる方向だ。

  キャタピラー株は6.9%安の129.32ドルで終了。同社が鉄鋼価格上昇や米国の関税に伴うコスト増を改めて警告した10月23日以来最大の下げを記録。3日には貿易を巡る状況の進展で見通しが上向くとの楽観的見方から株価が上昇していた。

  世界経済の指標とされるキャタピラーは通商摩擦緩和への市場の疑念の影響を直に受け、ダウ工業株30種平均を押し下げた。下落率はダウの構成銘柄で最大だった。中国の習近平国家主席との会談の成功を強調するトランプ米大統領の主張を投資家はあらためて検証した。また債券利回りから景気減速の可能性が示唆されたことも懸念材料となった。

  ウィリアム・ブレアのアナリスト、ラリー・デマリア氏は電子メールで「市場はトランプ大統領のツイートや貿易摩擦緩和を巡る楽観論の先を行った。包括的な通商合意や株価に好影響をもたらす関税引き下げの実現には多くの作業を要することは明らかだ」と指摘した。

Caterpillar leads Dow losses as trade fears resurface

原題:Caterpillar Drops as Trade-Truce Doubts Fuel Demand-View Qualms(抜粋)

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