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アルパイン総会:オアシスの反対押し切りアルプス電と統合承認

更新日時
  • 香港のヘッジファンドのオアシスはアルパイン株の評価が低いと反発
  • 総会を受けアルプス電は来年1月1日付でアルパインを完全子会社化

アルパインは5日、都内で臨時株主総会を開催し、会社側が提案していたアルプス電気との統合議案が可決された。香港のヘッジファンド、オアシス・マネジメントが統合阻止に動いていたが、賛同は広がらなかった。

Key Speakers At The Sohn Conference

オアシス・マネジメントの創業者、セス・フィッシャー氏

Photographer: Anthony Kwan/Bloomberg

  アルプス電との統合を巡っては、「物言う株主」として知られるオアシスが、会社側が提案するアルパイン株1株に対してアルプス電0.68株の交換比率について、株式評価が「衝撃的に低い」とし反対を表明。都内で他の株主向けに説明会を開催するなど多数派工作を進めていた。同ファンドはアルパイン株の9.9%を保有すると主張している。

  一方、アルパイン株9.8%、アルプス電株11%を保有する米ヘッジファンド、エリオット・マネジメントはアルプス電が発表した統合後の株主還元強化策を歓迎するなど、ここに来て会社寄りの姿勢を示していた。

  統合議案は特別決議であり、可決に必要な出席株主の3分の2(約67%)以上の賛同を得た。このほか、会社提案の100円の特別配当も可決した。総会の結果を受けて、アルプス電は来年1月1日付でアルパインを完全子会社化することが決まった。アルパインは今月26日付で上場廃止となる予定。

  オアシスは声明で「この結果に失望した。適切な企業統治に対する多くの違反があり、不公正なプロセスと不公正な結果だったと考えているからだ。アルパインは少数株主を裏切った」とコメント。法的措置も含め全ての選択肢を検討していると表明した。

  5日午後会見したフィリップ・メイヤー最高執行責任者(COO)はアルパインの特別配当について、「一定の改善だったと思うが全く十分ではない」と指摘。エリオットの影響について問われ「他の株主についてはコメントできない」と述べた。

  エリオットの広報担当者は投票についてコメントを控えた。

(オアシスの会見内容などを追加し更新します.)
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