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超長期債が下落、利回り4カ月ぶり低水準で警戒感-オペ縮小も重し

更新日時
  • 長期金利は一時0.05%に低下した後、0.065%まで戻す
  • 日銀オペ、フラット化に配慮して超長期の減額幅大きい-SBI証

債券市場では超長期債相場が下落。海外市場での長期金利急低下を背景に買いが先行し、超長期債利回りが4カ月ぶりの低水準を更新したことで警戒感が強まった。日本銀行が超長期ゾーンの国債買い入れオペを月間ベースで縮小する見通しとなったことも重しとなった。

  • 長期国債先物12月物の終値は前日比4銭安の151円44銭。一時は151円67銭と、日中取引ベースで2016年11月以来の高値
  • 新発20年物166回債利回りは、日本相互証券の前日午後3時の参照値から1ベーシスポイント(bp)高い0.57%。一時は0.545%と8月1日以来の水準まで低下
  • 新発10年物352回債利回りは横ばいの0.065%。一時0.05%と7月31日以来の水準まで低下

市場関係者の見方

SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • 日銀オペ、買い入れ回数が減った超長期ゾーンは残存期間25年超が500億円に据え置かれて月間の買い入れ額が1回分減った形
  • カーブのフラット化に配慮して、超長期ゾーンの減額幅を大きくしたと言える
  • 投資家のニーズを踏まえたという面がある

背景

  • 新発30年債利回りは一時0.765%、新発40年債利回りは一時0.92%と、ともに8月1日以来の水準に低下。その後はそれぞれ0.79%、0.945%まで上昇
  • 4日の米10年物国債利回りは前日比6bp低い2.91%程度で終了。一時は2.88%と、9月7日以来の水準まで低下

日銀オペ

  • 残存期間5年超10年以下、10年超、物価連動債が対象
  • 1回あたり通知額は10ー25年が2000億円に増えた一方、5-10年は4500億円、25年超が500億円とそれぞれ据え置き
  • 12月のオペ運営方針で10年超の月間予定回数は4回に削減
  • 月間購入額は10ー25年、25年超を合わせて前月比1500億円減額の見込み
  • SBI証の道家氏
    • 5-10年の買い入れ額は据え置かれており、長期ゾーンは発行額とのバランスで買い過ぎの状態
    • 足元の外部環境で円債を手放せないという感がある
  • 過去の日銀国債買い入れオペの結果はこちら

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.140%-0.115%0.065%0.570%0.790%0.945%
前日比-0.5bp 横ばい 横ばい+1.0bp+1.0bp+1.0bp


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