トランプ大統領の自画自賛癖が市場を翻弄-米中関税合意に疑問符

  • 習主席との会談成功と豪語した後により微妙な現実伝える常とう手段
  • トランプ大統領の主張に投資家の疑念が強まり、米株式市場は大幅安

トランプ大統領

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

トランプ米大統領は習近平中国国家主席との1日の夕食会後、よく知られた作戦に出た。まず、大勝利だと豪語してから、より微妙な現実を浸透させる戦略だ。

  トランプ大統領は、欧州連合(EU)やカナダとの貿易交渉や、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との会談でも同じ台本を使った。トランプ氏の楽観的なコメントは相場急騰につながり得るが、その後、投資家が会談成功との大統領の主張は誇張だった可能性に気づくという筋書きだ。

  このパターンは今週の自動車株でも再現された。「中国が米国からの輸入自動車への関税について引き下げと撤廃に同意した」とのトランプ大統領のツイートを受け、ゼネラル・モーターズ(GM)フォード・モーターダイムラーBMW の株価は3日、急伸した。しかし4日午前中には、トランプ大統領は合意が存在しないことを認めたばかりか、合意の可能性に疑問を呈した上、自分自身を「関税マン」と称した。

  株式相場は4日に方向転換し、ダウ工業株30種平均は800ドル近い大幅安を記録。S&P500種株価指数は3%強下落した。

原題:Trump Whipsaws Markets Again With Habit of Overstating Success(抜粋)

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